【個別銘柄】タイヤ株上昇、タマホーム活況、ダイエーとイオン明暗

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

タイヤ株:ブリヂストン(5108)が前日比2.4%高の3155円、住友 ゴム工業(5110)が4.4%高などとなり、ゴム製品指数は東証1部業種 別上昇率2位。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、米国市場の 回復を見据えて一段高いバリュエーションを付与したことでブリヂスト の目標株価を3900円へ引き上げるとともに、業績の会社計画比大幅上振 れの可能性や中国の好調を考慮して住友ゴムの投資判断を「中立」から 「アウトパフォーム」へ引き上げた。

タマホーム(1419):きょう東証1部市場に新規上場した。注文住 宅の建築請負などの住宅事業が主力で、公募価格980円に対して初値 は73%高の1700円。その後は一時1870円まで上げ、終値は1630円。坪単 価の低い住宅に強みがあり、首都圏を中心とした展示場出店などによる 戸建住宅シェアの拡大期待が強まった。売買代金も東証1部7位と活 況。

ダイエー(8263):9.8%安の286円。イオン(8267)は同社に株式 公開買い付け(TOB)を実施し、丸紅が保有する約29%のうち20%超 の株式を取得する。事情に詳しい関係者が明らかにした。TOB価格は 1株270円前後の見込みで、同価格にさや寄せした。同内容は27日付の 日本経済新聞朝刊などが先に報じていた。一方、業容拡大期待からイオ ンは6.3%高の1226円となり、明暗を分けた。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):10%安 の1009円。2013年3月期純損益予想を130億円の赤字に下方修正した。 従来予想は35億円の黒字だった。欧米で家庭用ゲーム機向けの大型ソフ ト販売が伸び悩むなどデジタルエンターテインメント事業の実績が計画 を大きく下回ることが響く。ゲーム事業の開発方針変更、組織体制見直 しなどで発生する事業再編関連損失約100億円を特損に計上する。

パナソニック(6752):5.2%高の708円。中期計画と2013年度事業 方針の発表を28日に控える中、きょうの外国為替市場の円安傾向も追い 風となり、午後にかけて上げ幅が拡大した。

NECモバイリング(9430):17%高の6450円。親会社のNECは 同社の売却先の最終選定に入っており、早ければ月内にも売却先を絞り 込む予定、とロイター通信が報道。買い手候補として名乗りを上げてい るのは豊田通商とデンソーが共同出資するTDモバイルと、丸紅100% 子会社の丸紅テレコムとみられるという。買い手候補は上場している同 社株をTOBする必要があるとも伝えており、TOBへの期待が先行し た。

住友化学(4005):7.3%高の295円。韓国でスマートフォン(高機 能携帯電話)向けのタッチパネルの生産量を3倍に増やす、と27日付の 日本経済新聞朝刊が伝えた。年末までに約320億円を投じて韓国工場の 設備を増強するという。

日本取引所グループ(8697):4.3%高の8830円。26日昼発表し た15年度営業利益で今期比7割増を見込む中期経営計画について、斉藤 惇グループ最高経営責任者(CEO)は同日取引終了後の定例会見で、 アジア市場でのプレゼンス向上やデリバティブでアジアトップクラスの マーケットに育てる考えを強調。計画で提示した全体のコスト削減目標 数値15%は、海外取引所が統合時に発表した計画の平均11%を上回ると も述べた。

昭和電工(4004):3.6%高の143円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券では、エレクトロニクス以外の業績回復もあって13年12月期の 会社計画は保守的と分析。投資判断「アウトパフォーム」を確認すると ともに、目標株価を200円から240円へ引き上げた。

日本精機(7287):5.8%高の1284円。27日午後、13年3月期純利 益予想を従来の60億円から85億円へ上方修正した。19%減益予想が一 転、15%増益見込みとなる。為替相場が円安で推移したことが要因。

エキサイト(3754):7.8%安の9万2000円。13年3月期営業利益 予想を前期比5.9%減の3億2000万円へ減額修正した。従来予想は5 億2000万円で、一転して減益の見込み。広告商品の競争激化で大型案件 の一部受注を失ったほか、期末に予定していた開発関係の受託業務が流 れたことが響いた。

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