バフェット氏、1セントも遣わずゴールドマン大株主に

資産家ウォーレン・バフェット氏が 率いるバークシャー・ハサウェイは、米ゴールドマン・サックス・グル ープの大株主の1社になる。金融危機の最悪期に取得したワラントにつ いて現金を使わない決済方法で合意したからだ。

バークシャーはゴールドマンの普通株4350万株を1株当たり115ド ル(約1万900円)で購入する権利を持っている。行使期限は10月1 日。それに先立つ10営業日のゴールドマン株終値の平均と115ドルとの 差額の4350万株分に相当する追加株式も受け取る。

このような決済方法で合意しなかった場合、バークシャーはワラン トを行使するのに50億ドル程度を費やし、利益を確定するためにはその 後でゴールドマン株を売ることになる。4350万株はゴールドマンの発行 済株式の約9%に相当。今回の合意によりバークシャーはゴールドマン の株主にとどまることになり、ゴールドマン株の希薄化は軽度になる。

クック・アンド・バイナム・キャピタル・マネジメントの共同創業 者、リチャード・クック氏は「4300万株を買って利益確定のためにそれ を売ることには相当の取引手数料がかかる」と指摘。また「ゴールドマ ン側は希薄化を免れた」と付け加えた。

合意はゴールドマン株が9月の最後の10営業日に115ドルを上回っ て推移することを想定しているが、ゴールドマン株がこれを下回ったの は昨年11月が最後。ニューヨーク市場での26日終値は前日比43セント (0.3%)高の146.54ドル。

26日までの10営業日の終値平均(150.16ドル)で試算すると、バー クシャーが得る追加ゴールドマン株は15億3000万ドル相当、26日終値に 基づくと約1040万株になる。

当局への届け出によれば、ゴールドマンのパートナーらの保有株数 は2月1日時点で約5780万株だった。

原題: Berkshire to Pay Nothing to Be Among Top Goldman Sachs Holders(抜粋)

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