【テクニカル分析】米長期金利、2.4%に上昇も-200日移動平均上回る

CIBC(カナディアン・インペリ アル・バンク・オブ・コマース)証券金融商品部の大江一明部長は、米 国長期金利は中期的な基調を示す200日移動平均線を上回っていること から、年末にかけて約1年ぶり高水準の2.4%程度に上昇する可能性が あるとの見方を示した。

米国債市場で10年物国債利回りは、昨年7月25日に過去最低水準と なる1.37%を記録したが、その後は上昇に転じ、3月8日には11カ月ぶ り高水準の2.08%を付けた。26日終値は1.91%。

一方、200日移動平均線は、11年8月3日に付けた直近の最高水 準3.17%から低下基調が続いて、2月8日には1.71%まで低下した。そ の後は1.7%台でもみ合いとなり、足元では水準を切り上げている。25 日終値は1.73%程度となり、米長期金利は200日移動平均を上抜けて推 移している。

大江氏は、「昨年4月4日に付けた2.30%が目先の抵抗線となる。 同水準まで戻せば、年末には2.4%程度まで上昇する可能性がある」と 話した。また、フィボナッチ数列でも、米長期金利が直近の最高水 準2.30%から直近の最低水準まで1.38%まで低下した幅の全戻しに相当 するという。

もっとも、2.4%付近からの米長期金利の上昇余地は乏しいとみて いる。大江氏は「2011年、12年に2.4%近辺で金利上昇が抑えられ、こ のところ同水準を抜けていないイメージ」と語った。

--取材協力:Masaki Kondo. Editors: 山中英典, 青木 勝

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