日産のゴーン氏:円は今も「不利な領域」、100円超が中立水準

日産自動車のカルロス・ゴーン最高 経営責任者(CEO)は、最近の円安にもかかわらず円相場は今も日本 の自動車メーカーにとって「不利な領域」にあると述べた。

米フォード・モーターやクライスラー・グループ、ゼネラル・モー ターズ(GM)と同3社を代表する業界団体、米自動車政策評議会 (AAPC)は、過去6カ月間の円の対ドルでの下落は日本の自動車メ ーカーにとって思いがけない利益をもたらしていると主張している。ゴ ーン氏は27日、ニューヨーク国際自動車ショーでブルームバーグのイン タビューに対し、こうした批判は歴史を無視していると述べた。

ゴーン氏は「リーマン・ブラザーズ危機以前は円は対ドルで110円 程度だった。それが過去10-15年の平均的な為替レートだった」と指 摘。円は2011年には対ドルで75円前後まで上昇した。ゴーン氏は「今 は94円だ。これは異常だった円高水準が調整されているにすぎない」と した上で、「私はまだ円は不利な領域にあると考えている」と続けた。

円は昨年9月末から前日までにドルに対して21%下落した。

ゴーン氏はここ数年間の円高は経済的な理にかなっておらず、自動 車メーカーだけでなく「すべての日本企業にとって大いに不利だった」 と述べた。同氏は「ある意味で中立的な水準に達するために円は対ドル で100円を超える必要がある」と指摘した。

原題:Nissan’s Carlos Ghosn Says Yen Remains in ‘Handicap Territory’(抜粋)

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