米国債:小幅上昇、消費者信頼感指数が予想以上に落ち込む

26日の米国債は小幅上昇。この日は 米消費者信頼感指数が予想以上に落ち込んだほか、新築一戸建て住宅販 売が前月比で減少した。

午後に入って実施された2年債入札(350億ドル)では需要が2011 年以来の低水準に落ち込み、国債は上げ幅を縮小した。朝方発表された 住宅価格が大幅に上昇したことが示されると米国債は下落する場面もあ った。

BNPパリバの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニュー ヨーク在勤)は、「欧州の話はまだ片付いていない。米国の経済統計は 強弱が混在している。金利の方向性を定める決め手を欠いている」と続 けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)下げて1.91%。10年債(表面利率2%、2023年2月償還)価 格は3/32上昇の100 26/32。この日の利回りの変動幅は4.3bpと、3 月11日以来で最も小幅だった。既発2年債の利回りはほぼ変わらず の0.25%。

米政府債のディーラー間ブローカーで最大のICAPによると、米 国債の出来高は8%減少して2330億ドル。過去1年間の平均は2470億ド ルとなっている。

この日は投資家による月末のポートフォリオ組み換えが買いを支え た。バークレイズが発表したリポートによると、米国債指数のデュレー ション(平均残存期間)は4月1日に0.1年拡大する。3月1日は0.11 年拡大した。

2年債入札結果

2年債入札での最高落札利回りは0.255%。入札直前の市場予想 は0.256%だった。先月の入札では0.257%。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.27倍と、2011年7月以来の 低水準。過去10回の平均は3.79倍。

海外の中央銀行を含む間接入札者の落札全体に占める比率 は20.6%。過去10回の入札の平均は 27.1%。

プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入 札者の落札比率は21.8%と、9月以来の低水準。過去10回の平均 は21.2%。プライマリーディーラーの落札比率は57.6%で、昨年8月以 来の高水準となった。

米財務省は27日に5年債(350億ドル)、28日には7年債(290億ド ル)の入札を実施する。

米国債の見通し

JPモルガン・チェースが実施した調査によると、米国債の投資家 は強気な見方を後退させ、今後値下がりするとの観測を強めている。

25日終了週にネットショート(売り越し)の割合は18ポイントと、 前週の12ポイントから上昇した。アウトライト・ショートの割合は28% と前週の27%から上昇。一方アウトライト・ロングは10%と、前週 の15%から低下した。

民間調査機関のコンファレンス・ボードが26日発表した3月の消費 者信頼感指数は59.7と、前月の68.0(速報値69.6)から低下した。ブル ームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は67.5だった。

商務省が発表した2月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年 率換算)は前月比4.6%減の41万1000戸だった。

原題:Treasuries Gain After U.S. Confidence Drops More Than Forecast(抜粋)

--取材協力:Cordell Eddings.

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