3月26日の欧州マーケットサマリー:イタリア・スペイン債が反発

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2854   1.2853
ドル/円             94.50    94.17
ユーロ/円          121.47   121.04


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  293.76     +.51      +.2%
英FT100     6,399.37   +20.99     +.3%
独DAX      7,879.67    +8.77     +.1%
仏CAC40    3,748.64   +20.66     +.6%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .01%        .00
独国債10年物     1.35%       +.02
英国債10年物     1.79%       -.02


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,598.00    -1.25     -.08%
原油 北海ブレント        108.67      +.50     +.46%

◎欧州株:上昇、予想上回る米経済指標を好感-小売株が高い

26日の欧州株式相場は上昇。米経済指標で耐久財受注と住宅価格が 予想を上回ったことが手掛かり。欧州当局が銀行損失の負担を預金者に 強いるとの懸念が上値を抑えた。

英小売りウィリアム・モリソン・スーパーマーケッツとドイツの医 薬品卸売大手のセレシオが小売り銘柄の上げを主導した。一方、カザフ スタンの産銅会社カザフミスはほぼ4年ぶりの安値。減配が嫌気され た。スペインの電話会社テレフォニカは約7カ月ぶりの大幅安。自社株 を売却したことが売り材料。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の293.76で終了。月間ベー スでは1997年7月以来の10カ月連続高となる勢い。

三菱UFJ投信の欧州株式責任者、マイケル・モリス氏(ロンドン 在勤)は「米経済は確実に勢いを増している」とし、「投資サイクルの 次の段階に差し掛かっている。米住宅市況はかなり前に底を打ってお り、再び悪化するとは思わない。出てくるデータは総じて景気回復と一 致している」と続けた。

26日の西欧市場では18カ国中7カ国で主要株価指数が上昇した。こ の日休場だったキプロス市場では27日も取引は行われない。

米商務省の発表によると、2月の耐久財受注額は前月比で5.7%増 となった。予想は3.9%増だった。全米20都市を対象にした1月の米ス タンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指 数は前年同月比で8.1%上昇。エコノミストの調査中央値では7.9%上昇 が見込まれていた。

欧州株式相場は上げ幅を縮める場面もあった。欧州議会が銀行再編 に伴う損失を10万ユーロを超える預金者に負担させる案を検討している と、ロイター通信が欧州当局者のグンナー・ホクマーク氏の発言を引用 して報じた。

原題:European Stocks Climb on U.S. Data; Wm Morrison, Celesio Advance(抜粋)

◎欧州債:イタリア・スペイン債反発、ECB理事がユーロ守ると発言

26日の欧州債市場ではイタリア国債が反発。欧州中央銀行 (ECB)のクーレ理事は責務の範囲内でユーロを守るためにできる 限りの措置を講じると発言した。

スペイン債も上昇。クーレ理事のコメントは、昨年7月のドラギ総 裁による発言を踏襲する内容だった。周辺国の国債は前日に下げてい た。キプロスが救済で大筋合意したものの、同国の金融危機を封じ込め られるとの見方にはつながらなかった。一方、域内で最も安全とされる ドイツ国債はこの日、需要が後退し下落した。

モニュメント・セキュリティーズの金利ストラテジスト、マーク・ オストワルト氏は「高い利回りを求める動きが続いている。それは市場 がドラギ総裁の約束をなお信じていることを示している。スペインとイ タリアの国債利回りはドイツ国債よりもはるかに魅力的だ」と語った。

ロンドン時間午後4時18分現在、イタリア10年債利回りは3ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.59%。前日は10bp上昇 した。同国債(表面利率5.5%、2022年11月償還)価格はこの日、0.205 上げ107.435。スペイン10年債利回りは2bp下げ4.94%。12日に は4.70%と、2010年11月以来の低水準を付けた。

ドイツ10年債利回りは1bp上昇し1.34%となった。

英国債

英国債相場は上昇。イングランド銀行(英中銀)への新たな権限は インフレ高進を容認するものではないと、オズボーン財務相が発言した ことが背景。

英10年債利回りは前日比2bp低下し1.78%。これは昨年12月28日 以来の低水準。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの 日、0.17上げ99.71となった。

オズボーン財務相は26日に議会で、「新たな権限の一部は金融政策 委員会(MPC)が遂行していた業務を追認するものだ」とし、「イン フレ高進を容認するものではない。2%が目標であることを明確にして いる」と続けた。同相は20日提示した予算案の中で中銀責務を変更し、 インフレ目標達成のための柔軟性を高めた。

原題:Italian, Spanish Bonds Rise as Coeure Says ECB to Preserve Euro(抜粋) Pound Drops Versus Euro as Coeure Pledges to Preserve Currency (抜粋)

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