イタリア・スペイン債反発、ECB理事がユーロ守ると発言

26日の欧州債市場ではイタリア国債 が反発。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は責務の範囲内でユーロ を守るためにできる限りの措置を講じると発言した。

スペイン債も上昇。クーレ理事のコメントは、昨年7月のドラギ総 裁による発言を踏襲する内容だった。周辺国の国債は前日に下げてい た。キプロスが救済で大筋合意したものの、同国の金融危機を封じ込め られるとの見方にはつながらなかった。一方、域内で最も安全とされる ドイツ国債はこの日、需要が後退し下落した。

モニュメント・セキュリティーズの金利ストラテジスト、マーク・ オストワルト氏は「高い利回りを求める動きが続いている。それは市場 がドラギ総裁の約束をなお信じていることを示している。スペインとイ タリアの国債利回りはドイツ国債よりもはるかに魅力的だ」と語った。

ロンドン時間午後4時18分現在、イタリア10年債利回りは3ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.59%。前日は10bp上昇 した。同国債(表面利率5.5%、2022年11月償還)価格はこの日、0.205 上げ107.435。スペイン10年債利回りは2bp下げ4.94%。12日に は4.70%と、2010年11月以来の低水準を付けた。

ドイツ10年債利回りは1bp上昇し1.34%となった。

英国債

英国債相場は上昇。イングランド銀行(英中銀)への新たな権限は インフレ高進を容認するものではないと、オズボーン財務相が発言した ことが背景。

英10年債利回りは前日比2bp低下し1.78%。これは昨年12月28日 以来の低水準。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの 日、0.17上げ99.71となった。

オズボーン財務相は26日に議会で、「新たな権限の一部は金融政策 委員会(MPC)が遂行していた業務を追認するものだ」とし、「イン フレ高進を容認するものではない。2%が目標であることを明確にして いる」と続けた。同相は20日提示した予算案の中で中銀責務を変更し、 インフレ目標達成のための柔軟性を高めた。

原題:Italian, Spanish Bonds Rise as Coeure Says ECB to Preserve Euro(抜粋) Pound Drops Versus Euro as Coeure Pledges to Preserve Currency (抜粋)

--取材協力:Hannah Benjamin.

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