欧州株:上昇、予想上回る米経済指標を好感-小売株が高い

26日の欧州株式相場は上昇。米経済 指標で耐久財受注と住宅価格が予想を上回ったことが手掛かり。欧州当 局が銀行損失の負担を預金者に強いるとの懸念が上値を抑えた。

英小売りウィリアム・モリソン・スーパーマーケッツとドイツの医 薬品卸売大手のセレシオが小売り銘柄の上げを主導した。一方、カザフ スタンの産銅会社カザフミスはほぼ4年ぶりの安値。減配が嫌気され た。スペインの電話会社テレフォニカは約7カ月ぶりの大幅安。自社株 を売却したことが売り材料。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の293.76で終了。月間ベー スでは1997年7月以来の10カ月連続高となる勢い。

三菱UFJ投信の欧州株式責任者、マイケル・モリス氏(ロンドン 在勤)は「米経済は確実に勢いを増している」とし、「投資サイクルの 次の段階に差し掛かっている。米住宅市況はかなり前に底を打ってお り、再び悪化するとは思わない。出てくるデータは総じて景気回復と一 致している」と続けた。

26日の西欧市場では18カ国中7カ国で主要株価指数が上昇した。こ の日休場だったキプロス市場では27日も取引は行われない。

米商務省の発表によると、2月の耐久財受注額は前月比で5.7%増 となった。予想は3.9%増だった。全米20都市を対象にした1月の米ス タンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指 数は前年同月比で8.1%上昇。エコノミストの調査中央値では7.9%上昇 が見込まれていた。

欧州株式相場は上げ幅を縮める場面もあった。欧州議会が銀行再編 に伴う損失を10万ユーロを超える預金者に負担させる案を検討している と、ロイター通信が欧州当局者のグンナー・ホクマーク氏の発言を引用 して報じた。

原題:European Stocks Climb on U.S. Data; Wm Morrison, Celesio Advance(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE