国際スワップデリバティブ協会をEUが調査-CDS関連で

更新日時

クレジットデリバティブ(金融派生 商品)に関するデータの共有をめぐる競争法違反の疑いを調査している 欧州連合(EU)は、金融業界のデリバティブ団体である国際スワップ デリバティブ協会(ISDA)を調査対象に加えた。

EUの行政執行機関である欧州委員会は26日の発表文で、「取引所 のクレジットデリバティブ事業参入を遅らせるか阻止することを目的と した投資銀行の共謀にISDAも関与していた可能性を示す証左が見つ かった」と説明した。EUはシティグループやドイツ銀行など16銀行が データ提供者のマークイット・グループへの価格情報提供で共謀してい た疑いについて2011年4月に調査を開始していた。

EUはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)など指標金利の操作 問題でも銀行の結託と競争法違反の疑いを調査している。

スコットランドのダンディー大学のエコノミスト、リチャード・リ ード氏は電子メールで、「共謀や市場を歪める行為を証明するのはおう おうにして困難だ」と指摘した上で、このような調査が「プロセスにつ いての説明責任を将来高める目的で行われることもある」と説明した。

発表文によると欧州委は「多数の投資銀行がクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場に関する主要な情報提供者であるマークイ ットを利用して、幾つかのCDS取引プラットフォームの発展を阻害し た疑い」を調査している。

ISDAは電子メールで、当局に協力しており「常に適切に行動し EUの競争法に抵触したことはないと確信している」とコメントした。 マークイットへの電話取材の試みに応答は得られていない。

原題:ISDA Investigated in EU Probe of Credit-Default Swap Data (3)(抜粋)

--取材協力:Abigail Moses、Aoife White.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE