今日の国内市況(3月26日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反落、キプロス問題波及懸念し輸出や資源売り-内需支え

東京株式相場は反落。キプロスの銀行システム再編計画が欧州諸国 に与える影響や、前日の欧米時間に為替市場でユーロ安・円高が進んだ ことが嫌気された。ゴム製品や自動車など輸出関連株、鉱業や石油など 資源関連株が売られ、空運や海運株、鉄鋼株も安い。

TOPIXの終値は前日比2.87ポイント(0.3%)安の1044.42、日 経平均株価は74円84銭(0.6%)安の1万2471円62銭。

アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最 高投資責任者は、「相場が高値圏にある中、キプロス問題の波及リスク が利食い売りの材料になった」と見ている。ただ、これまで欧州当局が 域内債務危機を抑え込んできた点を踏まえれば、「小国のキプロスで起 きたような問題がユーロ圏の他国に伝染する可能性は低い」との認識も 示した。

●債券先物は過去最高値、黒田総裁発言で買い膨らむ-超長期売り優勢

債券先物相場は過去最高値を更新。黒田東彦日銀総裁の発言を受け て長期ゾーンを中心に買いが膨らんだ。半面、最近の利回り低下が大き かった超長期債などは売り優勢の展開に転じた。

東京先物市場で中心限月の6月物は、前日比2銭高の145円69銭で 始まり、直後に3銭安まで下落した。しかし、その後は買いが優勢とな り、水準を切り上げ、一時は145円95銭と、最高値145円75銭を上回っ た。午後はもみ合いとなり、結局は12銭高の145円79銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の328回債利回 りは前日比横ばいの0.555%で始まり、いったんは0.5ベーシスポイント (bp)高い0.56%に上昇した。その後は水準を切り下げ、一時 は0.525%と2003年6月18日以来の低水準を記録した。午後1時すぎか らは0.535%-0.54%で推移した。

●円反落、黒田総裁が大胆な金融緩和表明-欧州懸念で朝は買い先行

東京外国為替市場では円が小反落。日本銀行の黒田東彦総裁が大胆 な金融緩和を推進するとあらためて表明したことを受け、円売りが強ま った。

円は対ユーロで一時、1ユーロ=121円56銭まで下落。朝方はユー ロ圏の債券や預金の安全性に対する懸念から一時120円73銭まで円買い が先行したが、日本株が下げ渋るにつれ、円売りが優勢となった。午後 3時29分現在は121円28銭前後。

ウエストパック銀行の為替ストラテジスト、ジョナサン・キャベナ ー氏(シンガポール在勤)は、「ドル・円は投機筋によって押し上げら れてきた」とし、円を大幅に押し下げるために、日銀が何を遂行しなけ ればならないかという点について、黒田総裁に対する「バーはかなり高 くセットされている」と指摘した。

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