米ヒューストン、石油ブーム再来で国外からの不動産投資急増

国際的な不動産投資家の間で米ヒュ ーストンへの注目が高まっている。急速に拡大するエネルギー拠点、ヒ ューストンは、カナダのトロントやイスラエルのテルアビブなど世界各 地から投資家を引き付けている。投資家らは、地価が高水準の米国の他 の主要都市での不動産投資と比較して低コストで高リターンを上げるこ とを狙っている。

リアル・キャピタル・アナリティクスによると、米国外の企業が過 去3年間にヒューストンで取得したオフィスビルは計28億3000万ドル (約2700億円)相当に達する。純投資額としては最も多く、2位の米不 動産投信の4倍に上る。ヒューストンは昨年、不動産外国投資家協会の 年次調査で初めて世界の都市のうち5位に入った。同調査は1994年から 始まった。

年金基金を対象とした助言業務を手掛ける米インベスコのマネジン グディレクター、グレッグ・クラウス氏は「ヒューストンは最上級の市 場として広く認められている」と指摘。「雇用の伸びや製油所の増設、 ヒューストン港からの石油輸出の増加、非常に国際的な雰囲気を踏まえ たものだ」と述べた。

1901年に112キロメートル東方でスピンドルトップ油田が発見され たことから、ヒューストンは約100年前に石油ブームに沸いた。これを きっかけに創成期の米石油業界の中心は西方へ向かいテキサス州へと移 動した。40年間にわたってヒューストン大学の教壇に立ったバートン・ スミス元教授(経済学)によれば、現在では水圧破砕などの新技術の導 入によってノースダコタ州バッケン層など米国各地のシェール層で天然 ガスや原油の生産が進み、米国のエネルギー拠点としてのヒューストン の地位が高まっている。

原題:Houston Makes Global Top 5 as Boom Lures Foreigners: Real Estate(抜粋)

--取材協力:Noah Buhayar.

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