【個別銘柄】輸出軟調、ソフバンク上昇、東京ドームやタカラトミ安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ソニー(6758)が前日比2.7%安の1666円、マツダ (7261)が4.4%安など軟調。救済が決まったキプロスの銀行システム 再編計画の影響で他の欧州諸国の債券、預金の安全性をめぐる不安が広 がり、きのうの海外為替市場でユーロ安・円高が進展。きょうの為替市 場では円高の勢いこそやや一服したものの、輸出採算や欧州景気に対す る先行き不透明感から売りが優勢となった。

ソフトバンク(9984):2.5%高の3975円で、東証1部売買代金首 位。携帯電話子会社を通じ、ゲーム会社ガンホー・オンライン・エンタ ーテイメント(3765)の株式6.4%を株式公開買い付け(TOB)で取 得すると発表。これに伴い、2014年3月期から任意適用する国際会計基 準に沿って4-6月期に1700億円の営業利益を計上する見込み。買い付 け価格はガンホーが予定している1対10の株式分割後で1株34万276円 と、きのうのガンホー株終値を22%下回る水準。ガンホー株は4.6%安 の415万円。

日本電気硝子(5214):3.5%高の477円。13年3月期純利益見込み を前期比43%減の110億円と発表した。従来予想は65億-95億円だっ た。原価が改善したことや固定資産除却に関わる費用が想定よりも少な かったことに加え、米国子会社の再編に伴う税効果も貢献する。

東京ドーム(9681):4.3%安の514円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券では、資産株再評価傾向による株価急上昇で割安感が薄らい だとし、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」へ引き下げた。 目標株価は490円。

タカラトミー(7867):5.5%安の499円。13年3月期純損益予想 を71億円の赤字へ下方修正した。従来予想は6億円の黒字だった。海外 子会社が保有する無形固定資産の一部について減損損失を計上すること や、希望退職募集による割増退職金の計上などが響く。

日本取引所グループ(8697):3.9%高の8470円。2015年度の営業 利益目標を今年度実質予想比7割増に設定する中期経営計画を26日発表 した。総合取引所化の推進や新規商品の開発からデリバティブ市場を拡 大させる一方、システム関連以外でも費用削減に取り組む方針。中期的 な利益成長への期待が高まった。

三菱電機(6503):3.7%安の760円。これまで未定としていた13年 3月期末の配当を1株当たり6円、年間で11円にすると25日に発表。前 の期との比較では1円の減配になる。

古河スカイ(5741):2.8%高の297円。クレディ・スイス証券で は、投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価350円で調査を開始し た。鉱工業生産回復や輸入品減少による稼働率上昇、10月予定の住友軽 金属工業(5738)との合併によるシナジー効果を株価は織り込んでいな いと指摘。同証による13年3月期営業利益予想は44億5800万円(会社予 想は60億円)、来期は170億9000万円を見込む。

ダイコク電機(6430):11%高の2584円。13年3月期営業利益予想 を従来の50億円から70億円へ増額修正した。前期比99%増へ増益幅が拡 大する。情報システム事業でCRユニット「VEGASIA」のホール 店舗システムとの一体化による機能性の向上が高く評価されるなど、販 売が好調に推移したことが利益を押し上げる。

ウェザーニューズ(4825):1.4%安の2355円。13年5月期営業利 益予想を前期比3.3%増の30億円へ下方修正した。従来予想は33億円。 航海気象で予定していた受注の一部が来期にずれ込むことやモバイル・ インターネットでスマートフォンの売り上げが予定に達していないこと が要因。

テンプホールディングス(2181):4.4%高の1622円。人材サービ ス6位のインテリジェンスホールディングスを買収する、と26日付の日 本経済新聞朝刊が報道。合計売上高は3029億円(12年3月期)で、総合 人材サービス首位のリクルートを追い上げるという。午前の取引終了 後、テンプHDは米投資ファンドから4月にインテリジェンス全株式を 取得し、子会社化すると正式発表した。

アールテック・ウエノ(4573):7.6%高の30万円。大阪証券金融 が26日申し込み分から、貸借取引自己取引分の増担保金徴収措置を解除 した。貸借担保金率は50%(うち現金20%)から30%に引き下げられる ため、取引が再度活発化するとみられた。

日本特殊陶業(5334):2.5%高の1483円。13年3月期営業利益予 想を前期比6%減の230億円へ増額修正した。従来予想は204億円。ドイ ツにある連結子会社16社の決算日を12月31日から3月31日に変更したこ とに加え、中国やメキシコなどの子会社についても3月31日に仮決算を 行うことが貢献する。

メッセージ(2400):7.7%高の25万4800円。野村証券を割当先と する転換価額修正条項付新株予約権付社債の発行を中止すると発表し た。8日の発行決議後に主要株主などから厳しい批判を受けたことや誤 解に基づく風評を生んだことが要因としている。1株利益希薄化に対す る懸念が後退した。

アンジェスMG(4563):値幅制限いっぱいのストップ高とな る25%(3万円)高の14万9600円。日本臓器製薬との間で、NF-κBデコ イオリゴを用いた椎間板性腰痛症治療薬の日本における独占的開発販売 契約を締結したと発表。同契約に伴う契約一時金やロイヤリティの受け 取りなどが期待された。

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