欧州株:3日続落、キプロス合意後の楽観は後退-銀行株安い

25日の欧州株式相場は下落。指標の ストックス欧州600指数は3営業日続落となった。銀行システムの縮小 を条件とするキプロス救済策が他のユーロ参加国にとって前例になると の趣旨の発言をユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のダイセルブル ーム議長が行ったとロイター通信が伝えた。

イタリアの銀行、インテーザ・サンパオロとバンコ・ポポラーレ、 ウニクレディトを中心に銀行株が安い。スイスの太陽光発電機器メーカ ー、マイヤー・ブルガー・テクノロジーは5%安。既存株主を対象にし た新株発行計画が嫌気された。一方、英携帯電話サービス会社ボーダフ ォン・グループは2%上昇。米ベライゾン・コミュニケーションズとの 合弁事業の株式を1350億ドルで売却するとの報道が買い材料。

ストックス欧州600指数は前週末比0.3%安の293.25で終了。日中は 1%上げる場面もあったが、オランダ財務相でもあるダイセルブルーム 議長の発言が報じられると下げに転じた。年初来では依然4.9%上げて いる。

クッツ(チューリヒ)のノーマン・ビラミン最高投資責任者 (CIO、欧州担当)はリポートで、「キプロス救済合意でユーロ圏分 裂はぎりぎり回避された」と指摘した上で、「経済成長の欠落に加え、 より広範な資本強化と銀行問題の解決が前進していない状況は主要問題 として残っているため、ユーロ圏はストレスの再発に対して脆弱(ぜい じゃく)なままとなっている」と語った。

ブルームバーグがまとめたデータによると、ストックス欧州600指 数の構成銘柄の売買高は30日平均を21%上回った。キプロスは、100億 ユーロ規模の金融支援と引き換えに国内銀行システムを縮小することで 同意した。

この日の西欧市場では、17カ国中13カ国で主要株価指数が下落。イ タリアのFTSE・MIB指数は2.5%安。ギリシャとキプロス市場は 休場。

原題:European Stocks Drop for Third Day as Cyprus-Deal Optimism Wanes(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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