ノーベル賞のマンデル氏、ECBのユーロ高容認が危機悪化に

ノーベル経済学賞受賞者のロバー ト・マンデル米コロンビア大学教授は、欧州中央銀行(ECB)が対ド ルでのユーロ上昇を容認したため、域内高債務国の危機が悪化したと指 摘した。

マンデル氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米金 融政策当局が景気回復を目指して債券を購入した際、米当局と協定を交 わして通貨上昇を阻止することもできたのに、欧州当局者は「この絶好 の機会を逃した」と述べた。ユーロ上昇は欧州内での経済規模の小さい 国にとっては「重大な事態」であり、欧州当局は独自の方法で資産購入 を検討する必要があると続けた。

マンデル氏は、「1ユーロ=1.20ドルの水準で、ドルがすでに高く ユーロが安かった時が踏み込むいい時期だった」と話し、「次回ユーロ が低水準に下げた場合、欧州政策当局者はユーロをその水準で維持し、 それ以上の値上がりを防ぐべきだ。それが欧州経済の回復を助けるだろ う」と述べた。

原題:Mundell Says ECB Tolerating Euro Strength Worsened Debt Crisis(抜粋)

--取材協力:Sara Eisen.

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