今日の国内市況(3月25日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反発、キプロス支援合意でリスク選好-金融や不動産に買い

東京株式相場は反発。キプロスと国際通貨基金(IMF)などが支 援パッケージで原則合意し、同国救済問題に対する警戒感が後退した。 金融や不動産、小売株が買われ、機械など輸出関連株も堅調。リスクマ ネーが商品市況に流れるとの見方から、石油や商社など資源関連株も高 い。

TOPIXの終値は前週末比8.72ポイント(0.8%)高の1047.29、 日経平均株価は207円93銭(1.7%)高の1万2546円46銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの上野賢司シニア・イ ンベストメントマネジャーは、「キプロスの救済問題が解決に向かい始 めたことを受け、再び国内の政策期待で日本株を買い戻す流れに入っ た」と言う。日本銀行が来月3-4日に開く金融政策決定会合で打ち出 す見通しの追加緩和策に対する根強い期待から、「不動産株など金融緩 和の恩恵を受けやすい業種の上げが大きくなった」と見ていた。

●債券上昇、10年と20年債利回り10年ぶり低水準-超長期債中心に買い

債券相場は上昇。日本銀行による金融緩和強化の観測を背景に、金 利水準が相対的に高い超長期債中心に買いが入った。10年債と20年債利 回りはともに約10年ぶりとなる低水準を付けた。

現物債市場では、20年物の143回債利回りは前週末比0.5ベーシスポ イント(bp)低い1.48%で始まった後、徐々に水準を切り下げ、午後1時 半すぎには1.425%と、2003年7月22日以来の低水準を付けた。その後 は1.44%。30年物の38回債利回りは0.5bp高い1.615%で始まったが、そ の後は水準を切り下げ、3時前には6bp低い1.55%と10年8月25日以来 の低水準を付けた。

長期金利の指標となる新発10年物国債の328回債利回りは同1bp高 い0.565%で始まり、0.56-0.565%で推移。午後1時半すぎに0.5bp低 い0.55%と03年6月18日以来の低水準を記録した。2年物の326回債利 回りは1bp低い0.035%、5年物の109回債利回りは横ばいの0.12%。

●ユーロ上昇、キプロス支援合意でデフォルト懸念後退-15日来高値

東京外国為替市場ではユーロが上昇。キプロスが国際支援条件の大 枠で合意したことを受け、同国が無秩序なデフォルト(債務不履行)や ユーロ圏離脱に追い込まれるとの懸念が和らいだ。

ユーロは対ドルで一時、1ユーロ=1.3048ドルと15日以来の高値ま で上昇。早朝の取引では1.2943ドルまでユーロ売りが先行する場面が見 られていた。午後3時35分現在は1.3034ドル前後で取引されている。

ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャ ロー氏(シドニー在勤)は、「全て承認されたと仮定すれば、市場は詳 細について大騒ぎはしないだろう」と指摘。「ユーロは反騰し、1.31ド ルまで上昇するはずだ」と話した。

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