キプロス財務相:ロシアと関係終わらず、ECBは支援継続

キプロスのサリス財務相は、ロシア は同国投資家の損失につながるキプロスの金融業界再編に「失望」して いるものの、両国関係が終わったということではないと述べた。

欧州当局が25日100億ユーロ(約1兆2400億円)のキプロス支援の 代償として決定した銀行再編について発表した後に、サリス財務相はブ リュッセルでロシアとキプロス両国の関係について「終わってはいな い」と述べた。銀行再編は預金者に負担を負わせる内容だが、格付け会 社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの見積もりによれば、ロシ ア企業と個人はキプロスに約310億ドル(約2兆9400億円)の預金を持 つ。

サリス財務相は、支援を求めて先週ロシアを訪れた際にロシア側の 一部からは厳しい時期にも協調関係を続けるとの発言があったと明らか にした。詳細については言及を避けた。

キプロスは銀行システムを縮小することを代償に救済を確保し、デ フォルト(債務不履行)とユーロ離脱を免れた。アナスタシアディス大 統領はキプロス・ポピュラー銀行の閉鎖とキプロス銀行の再編を求める ドイツ主導の債権団に合意した。

1週間にわたり閉鎖されているキプロス銀行は休業が続く。銀行営 業開始の時期とその方法についてはまだ分からないとサリス財務相が述 べた。キプロス議会は先週、銀行再開時の預金流出を防ぐための資本規 制法案を可決している。

サリス財務相によると、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はキ プロス銀行をはじめキプロスの銀行への緊急流動性支援(ELA)継続 を約束した。

キプロス・ポピュラー銀行は閉鎖され無担保債権者は資金をほぼ完 全に失う見込みだが、福祉基金には株式による補償を行う方針をサリス 財務相は示した。

原題:Sarris Says Russia ‘Disappointed,’ Cyprus Relationship Not Over(抜粋)

--取材協力:Ana Bandea.

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