米デル:ブラックストーンとアイカーン氏が対抗買収案を提示

米パソコンメーカーのデルは、米投 資会社ブラックストーン・グループと資産家カール・アイカーン氏から 買収提案をそれぞれ受けたことを明らかにした。株式非公開化を目指し ている創業者のマイケル・デル氏とシルバーレーク・マネジメントによ る244億ドル(約2兆3080億円)の共同買収案を上回った可能性があ り、買収条件を引き上げるようデル氏に圧力が高まっている。

デルの25日発表によると、最大58.1%の同社株に対する提示額はブ ラックストーンが1株当たり14.25ドル超。アイカーン氏の案では1株 当たり15ドルの現金を支払う内容。双方の案では一部の株式の上場を継 続する。1株13.65ドルの買収案を提示したデル氏は第三者とともに取 り組む意向を示しているという。

当初案に対する予想外の対抗案を受け、1984年にテキサス州の学生 寮でパソコンメーカーを創業したデル氏は、自ら設立した会社の経営権 を失う恐れがある。シルバーレークに支持されている同氏は、一般株主 の厳しい目にさらされることなくデータセンター機器や法人向けソフト のメーカーへの転身を計画している。

ミシガン大学ロス・ビジネス・スクールのエリック・ゴードン教授 は、「ブラックストーンとアイカーン氏は財務を目的にしており、エゴ に基づいた買い手ではない。余分に支払うことを余儀なくされる買収合 戦にはとどまららないだろう」と分析。「いかなる価格でも会社保有を 目指すことが目的とみられるデル氏の有利な点だ」と付け加えた。

ブルームバーグが今月実施した調査では、デル氏がシルバーレーク と共同で示した買収条件を1株当たり最大で14.90-15ドルに引き上げ ると、少なくとも5人が予想していた。

原題:Dell Says Blackstone, Icahn Proposals May Be Superior to Buyout(抜粋)

--取材協力:Serena Saitto、Jeffrey McCracken、David Carey.

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