【個別銘柄】輸出高い、古河機金やジャックス急伸、PS三菱急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ソニー(6758)が先週末比3.1%高の1712円、デンソ ー(6902)が2.3%高、コマツ(6301)が1.6%高など。キプロスは25 日、同国救済の条件で欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会、国際通貨 基金(IMF)のトロイカと合意に達し、その合意内容がブリュッセル のユーロ圏財務相会合で承認された。キプロスのデフォルト(債務不履 行)回避の見込みから、外国為替市場でユーロが上昇したことが好感さ れた。

古河機械金属(5715):22%高の123円で、東証1部値上がり率1 位。東証1部売買代金上位にも入るなど活況。これまで未定としていた 3月期末の1株当たり配当予想について、2円を実施すると発表。2月 発表通りの利益を確保できる見込みや来期以降の見通しを勘案したとし ており、配当評価や業績期待の買いが膨らんだ。

ジャックス(8584):16%高の567円。2013年3月期の連結営業利 益予想を従来の86億円から96億円へ増額修正した。前期に比べて減益幅 が13%へ縮小する見込み。未収債権の抑制による貸倒関連費用の減少が 要因。併せて期末配当予想も5円から6円へ引き上げた。

海運株:川崎汽船(9107)が1.4%安の214円、商船三井(9104) が1.5%安など。海運業指数は東証1部業種別下落率首位。野村証券で は、21日発表の欧州PMI総合指数が2カ月連続で悪化していることを 挙げ、同指数はコンテナ船のアジアから欧州の荷動きの伸び率と相関性 が高いと分析。同指数が50を下回る状況では、需給バランスの悪化から 運賃が軟化するリスクが出ていると指摘した。

ピーエス三菱(1871):6.5%安の448円で、東証1部値下がり率2 位。13年3月期純損益予想を5億5000万円の赤字(前期実績7億2800万 円の黒字)へ下方修正した。従来予想は6億円の黒字だった。手持工事 の進行が想定を下回るほか、一部建築工事での資材価格の高止まりや労 務事情の悪化が響く。

良品計画(7453):6.2%高の6980円。JPモルガン証券では、当 面は消費マインド改善、中長期ではアジアでの構造的成長と株主還元継 続のエクイティストーリーに注目するなどとし、業績予想と目標株価を ともに引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。

高島屋(8233):7.5%高の970円。年末をめどに衣料品のインター ネット通販サイトを統合する、と25日付の日本経済新聞朝刊が報じた。 既存の百貨店サイトと昨年6月に買収したセレクトスクエアの衣料・雑 貨サイトを一緒にすることでまとめ買いなどをしやすくするほか、百貨 店で販売していた商品のサイト掲載を短縮化するなどとしている。

プロネクサス(7893):5.3%高の662円。発行済み株式総数 の2.99%に相当する100万株(金額7億5000万円)を上限として、自己 株式を取得すると発表。取得期間は4月1日から9月30日までで、株式 需給の改善が期待された。

大陽日酸(4091):1.7%安の685円。13年3月期純損益予想を従来 の収益均衡から22億円の赤字へと下方修正した。産業ガス関連とエレク トロニクス関連ともに需要回復が進んでいないことや、酸素や窒素など の価格改定の進ちょくの遅れなどが要因。

JXホールディングス(5020):1.7%高の549円。14年3月期から の3年間で1兆円強を投資し、油田や銅鉱山など海外での資源開発に重 点的に振り向ける、と25日付の日本経済新聞朝刊が報道。中期的な利益 水準拡大への期待感が先行した。

はせがわ(8230):12%高の533円。東京証券取引所は同社株につ いて、29日をもって現在の東証2部市場から1部市場へ指定すると発 表。TOPIXの新規組み入れによる株式需給改善などが期待された。

ニッタ(5186):1.8%安の1745円。昨年11月から実施していた自 己株式取得が21日約定ベースで終了したと発表。株式需給の改善期待が 消滅した。取得結果は株数24万8500株(金額約3億7000万円)だった。

カイオム・バイオサイエンス(4583):10%安の9660円。完全ヒ トADLibシステム実現の重要なステップである「優れた多様化能を有す る優良細胞株(プロトタイプ)の作製・選抜」に関し、完成目標時期 を13年3月末から同6月末に延期すると発表した。14年の実用化ライブ ラリ完成を想定し、確実性を高めるためとしている。

ラクオリア創薬(4579):値幅制限いっぱいのストップ高とな る15%(150円)高の1131円。同社とカルナバイオサイエンス(4572) は、特定のキナーゼを標的とした創薬研究に関する共同研究契約を締結 したと発表。両社の技術が融合することによる新薬創出への期待が高ま った。カルナBSも21%(3万円)高の17万1700円とストップ高。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE