中国建設銀、第4四半期は予想上回る増益-金利利ざや拡大

時価総額で世界第2位の中国建設銀 行の昨年第4四半期(10-12月期)の決算は、市場予想を上回る増益と なった。貸し倒れ引当金が増えたものの、預貸金利利ざや幅が拡大した ことが寄与した。

同行が24日発表した通期利益から1-9月分をブルームバーグが差 し引いて算出したところでは、10-12月期の純利益は前年同期比16%増 の350億元(5320億円)となった。ブルームバーグがアナリスト29人を 対象に実施した調査の予想平均では、345億元だった。

建設銀の2012年の通期決算によると、純利益は14%増の1932億元。

昨年の中国の経済成長率が7.8%と過去13年間で最も低い水準にと どまり、金利をめぐる規制緩和も進む中で、同国の銀行は債務返済不履 行の増加や利ざやの縮小に直面している。しかし、中国工商銀行や中国 銀行を含む一部金融機関はより小規模な企業への貸し出しを増やして利 益を確保するとしており、業績の改善が予想されている。

招商証券のアナリスト、ルオ・イ氏は「中国の銀行決算に対する昨 年9月以降の悲観論は行き過ぎだというわれわれの見解が今回の決算を 通じて確認された」と指摘。さらに中国の成長ペースが鈍化する中で、 今年は不良融資が引き続き増える可能性があるものの、不良資産の増加 はかなり緩やかなものにとどまる見通しのほか、利ざや縮小も安定に向 かう可能性がある」と述べた。

中国建設銀行の香港市場での株価は9時31分現在、1.6%高の6.27 香港ドルで取引されている。

原題:China Construction Bank Quarterly Net Rises 16% on Lending (1)(抜粋)

--取材協力:Helen Sun、Regina Tan、Bonnie Cao.

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