台湾鴻海精密の12年10-12月、四半期ベースで過去最高益

電子機器の受託製造で世界最大手、 台湾の鴻海精密工業の2012年10-12月(第4四半期)は、四半期ベース で過去最高益となった。生産性向上に加え、米アップルのスマートフォ ン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)」とタブレット 端末「iPad(アイパッド)」の生産拡大が寄与した。

同社が25日発表した12年通期決算を基にブルームバーグが算出した ところによると、10-12月期純利益は5.6%増の370億台湾ドル(約1170 億円)。ブルームバーグがアナリスト14人を対象にまとめた予想平均 の359億台湾ドルを上回った。7-9月(第3四半期)にアイフォーン 5の生産の足かせとなった生産面の問題が解決され、売上高と利益率の 伸びにつながった。

元大金控のアナリスト、ビンセント・チェン氏は「鴻海精密はアイ フォーンの生産を拡大し、生産面でのボトルネック問題を解決して、利 益率が改善した。同社はアップルに対して価格引き上げを求める余地が あったもようだ」と語った。その上で、「今年1-3月期はアイフォー ンの出荷が大きく落ち込み始めており、4-6月期も大きく売り上げを 押し上げる新製品はなさそうだ」と分析した。

10-12月の連結売上高は6%増の1兆1400億台湾ドルと、ブルーム バーグがアナリスト15人を対象にまとめた予想平均1兆1300億台湾ドル を上回った。

同社が証券取引所に届け出たところによると、12年通期の純利益 は948億台湾ドルと前年の816億台湾ドルを16%上回った。売上高は13% 増の3兆9000億台湾ドルと過去最高だった。

原題:Hon Hai Posts Record Profit After Improving IPhone Production(抜粋)

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