NY原油:反発、キプロス救済期待と米経済への楽観で

ニューヨーク原油先物相場は反発。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)に対する北海ブ レント原油の上乗せ価格は縮小。昨年7月以来の最小となった。キプロ ス救済合意に向けた進展への期待と、米経済が改善しつつあるとの見方 が背景にある。

WTI原油は週間ベースでは3週連続高。キプロスの金融システム 崩壊を回避するための交渉は正しい方向に進んでいるとの議員発言を好 感し、ユーロは対ドルで上昇した。前日に米労働省が発表した新規失業 保険申請統計では、4週移動平均が5年ぶりの低水準となった。ドイツ の景況感が予想外に悪化したことを受け、ブレントはWTIより出遅れ る展開となっている。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニアマーケッ トアナリスト、フィル・フリン氏は「ユーロの堅調と、キプロスと欧州 が瀬戸際で合意するとの期待で、原油が上昇している」と指摘。「欧州 経済が心配されている状況でブレントが上昇することはない。米経済の 方はずっと堅調だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日 比1.26ドル(1.36%)高の1バレル=93.71ドルで終了した。週間で は0.3%の値上がり。

原題:WTI Oil Rises, Shrinks Discount to Brent to Smallest Since July(抜粋)

--取材協力:Grant Smith.

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