ラスキンFRB理事:ゼロ金利は低所得者の雇用問題解決せず

米連邦準備制度理事会(FRB)の ラスキン理事は、低水準にある借り入れコストは景気の拡大を支えるも のの、低・中所得者層の労働者が必要としている質の高い雇用を創出す ることはできないと述べた。

2008年12月以降、米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラル ファンド(FF)金利誘導目標を事実上のゼロで据え置いている。ラス キン理事は22日、ワシントンでの講演で、金融当局による低金利政策は 雇用拡大を促進させたと指摘した上で、長期的な視点で見るとこの種の 雇用の創出には「ほとんど影響を及ぼしていない」と続けた。

ラスキン理事は、「数百万人の米国民の足をすくう横ばいの賃金や 不安定な暮らし向きという強い逆流に対処しない限り、米国は繁栄を遂 げられない」と述べた。同理事はリセッション(景気後退)は低・中所 得者層の米国民に最も打撃を与え、借り入れの抑制で回復にも遅れが出 ていると指摘した。さらに「信用へのアクセスの問題解消には時間がか かる」と述べた。

原題:Raskin Says Fed Policy Can’t Fix All Issues for Low-Paid Workers(抜粋)

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