今日の国内市況(3月22日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日ぶり反落、午後崩れ全33業種安い-欧州不透明、円高で

東京株式相場は3営業日ぶりに反落。キプロス情勢や景気指標悪化 を背景とした欧州債務問題の不透明感に加え、為替の円高が嫌気され、 電機や輸送用機器、ゴム製品など輸出関連株、鉄鋼など素材関連株を中 心に東証1部33業種は全て安い。

TOPIXの終値は前日比19.53ポイント(1.8%)安の1038.57、 日経平均株価は297円16銭(2.4%)安の1万2338円53銭。両指数とも午 後の取引に入り先物主導で一段安となり、きょうの安値引け。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「欧州中央 銀行(ECB)の緊急流動性供給期限が迫る中で、キプロスはそれまで に何らかの対応策をせざるを得ない」と指摘。ロシアの支援が得られな ければ、同国の不透明感は高まるとし、「短期資金繰りが悪化すると、

●債券先物は史上最高値、日銀緩和強化の観測-超長期債に投資家買い

債券先物相場は過去最高値を更新した。日本銀行が新体制下で金融 緩和を強化するとの観測が買い手掛かりとなった。長期金利が10年ぶり 低水準に達する中、投資家が利回り水準の高い超長期債中心に買いを入 れたことも相場を押し上げた。

東京先物市場で中心限月の6月物は前日比9銭高の145円66銭で取 引開始し、午後に入ると一段高となった。取引終盤に日経平均株価の下 げが加速すると、買いが増えて145円75銭まで上昇し、過去最高値を更 新した。結局は16銭高の145円73銭と、この日の高値圏で引けた。

三井住友海上あいおい生命保険経理財務部の堀川真一部長は、「長 い年限は日銀オペの買い入れ増額期待があるほか、10年債利回り が0.6%を割り込み、利回りが1%台半ばの超長期債でインカム(金利 収入)を稼ぐため持ち高を積み上げる動き」と説明した。

●ユーロ下落、キプロス問題収束見えず-リスク回避で円は上昇

東京外国為替市場ではユーロが下落した。キプロス問題の収束が見 えない中、同国の財務相がロシアから金融支援を得られなかったと発言 したことを受け、ユーロ売り圧力が再び強まった。

ユーロ・円相場は1ユーロ=122円半ばでもみ合っていたが、財務 相の発言をきっかけに一時121円89銭までユーロ売りが進行。ユーロ・ ドル相場は1ユーロ=1.29ドル前半から1.2889ドルまでユーロ安が進む 場面があった。

シティバンク銀行個人金融部門の尾河眞樹シニアFXマーケットア ナリストは、「ロシアはキプロスと関連性が深いということで、そこか らの支援を期待した面はあった」と指摘。その上で、キプロスの問題は 固有の問題で、スペインなどに波及する話ではないという理解だったが 「こうした形であまりにも長引いてしまうと市場心理にはそれなりにイ ンパクトを与える」とし、ユーロに関しては「まともに下がる局面を想 定していた方がいい」と語った。

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