ソーラー業界最大の破綻でも生産ライン稼働-供給過剰に拍車

破綻したかつての世界最大のソーラ ーパネルメーカー、中国のサンテック・パワー・ホールディングスで は、主要工場でトラックが行き交い荷物の積み降ろしが続いている。太 陽光パネルの世界的な供給過剰は一段と悪化しそうだ。

上海の西約75マイル(約120キロメートル)の無錫市にあるこの工 場のゲートを出入りする従業員と下請け業者の7人にブルームバーグ・ ニュースが質問したところ、サンテックは主要部門が債務を返済できな くなった後も業務を続けていると答えた。

サンテックは無錫市当局の支援獲得を目指している。中国の裁判所 が20億ドル(約1900億円)の債務再編を進める間、業務を続行する計画 だ。

工業都市の無錫では、サンテックで働く約1万人の雇用維持が市当 局と無錫市国聯発展集団の優先課題だ。生産ライン維持とソーラー業界 を供給面でリードする中国の立場を守ることが、ここ2年間で価格 が69%下落した太陽光パネルの供給過剰に拍車を掛けることになる見通 しだ。

エネルギーコンサルタント会社、IHSの首席ソーラーアナリス ト、へニング・ビヒト氏(ミュンヘン在勤)は「生産ラインを止めるこ とが市場にとっては健全なことだが、そうはならないだろう。サンテッ クは一流ブランドで、地元当局が介入する見込みだ」と話した。

サンテックは電子メールでの問い合わせに対し、「再編期間中も業 務を継続する」とコメント。工場のゲートでサンテックの広報担当者ラ イアン・アルリッチ氏に取材を試みたが、コメントは得られなかった。 無錫市と無錫市国聯発展からもコメントは得られていない。

原題:Solar Glut Seen Outlasting Suntech as Customers Seek New Supply(抜粋)

--取材協力:Justin Doom、Stefan Nicola、Chisaki Watanabe、Feifei Shen、Alexandra Ho、Andrew Herndon.

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