ヘルスケア関連株が米S&P500種をけん引-経費削減を評価

ヘルスケア関連株が今年に入って米 株式相場をけん引している。これは1998年以来初めてのこと。業界各社 が経費を削減しているほか、医療保険への加入拡大で病院や保険会社が 恩恵を受けるとの市場の見方が背景にある。

S&P500種株価指数を構成するヘルスケア関連株の年初来のリタ ーン(配当再投資を含む)は12%と主要10業種で最高となっている。年 明けからの79日間で同業界のリターンがトップだったのは15年ぶり。ブ ルームバーグがまとめたアナリスト予想によれば、ヘルスケア関連企業 の利益は今年の横ばいから来年には回復が見込まれる。

ハーバーフォード・インベストメンツの調査ディレクター兼ファン ドマネジャー、ティモシー・ホイル氏は先週の電話インタビューで「成 長見通しが再び加速していることは間違いない」と指摘。「大手製薬会 社の多くは特許の崖を経験し、ここにきて再び成長に向けた態勢を整え つつある」と語った。

米議会予算局(CBO)は、オバマ米大統領の医療保険改革法によ り今後10年間に現在無保険の約2700万人に加入範囲が拡大する可能性を 指摘。業界最大手ファイザーなどは利益拡大と自社株買い原資の獲得を 目指し人員削減と事業売却を実施している。またブルームバーグ・イン ダストリーズのデータによれば、米当局が昨年認可した新薬の数は39 と2000年以来最大だった。

原題:Health-Care Stocks Leading S&P 500 for First Time in 15 Years(抜粋)

--取材協力:Drew Armstrong.

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