欧州のボーナス規制、ファンドマネジャーの3分の2に影響も

欧州議会の委員会が資産運用担当者 のボーナスに上限を設ける案を可決したことで、英資産運用業界や欧州 で展開する米ファンド、小口投資家を受け入れているヘッジファンドの 上級ファンドマネジャーの3分の2に影響が及ぶ可能性がある。

欧州議会の経済・金融問題委員会は21日、欧州連合(EU)の「譲 渡可能証券の集団投資事業(UCITS)」指令の対象であるファンド の運用担当者に基本給を超える賞与を与えてはならないとする案を可決 した。

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のパートナー、ジ ョン・テリー氏は「最終的に決定されるルールがこの日合意した案に近 ければ、運用担当者への報酬の支払い方は根本的に変わるだろう」と指 摘。運用担当者は「現在、金融サービス業界全体で最も厳しい報酬ルー ルを突き付けられている」と述べた。

21日の委員会で可決されたのは草案で、今後は欧州議会の本会議で 採決に付され、その過程で修正される可能性もある。本会議での可決 後、同議会で規制の草案作りを主導したスベン・ギーゴルド議員と経 済・金融問題委のチームが最終案について加盟各国政府と協議を始め る。

PwCによれば、ファンドのリスクポジションに影響を与える投資 決定を下している上級社員の約3分の2は、報酬全体が給与の2倍余り となっている。

原題:Europe’s Bonus Clampdown Hits Two-Thirds of Fund Managers (抜粋)

--取材協力:Jim Brunsden、Saijel Kishan.

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