UBSのフリードマン氏:欧州が懸念材料-世界経済は回復基調

UBSのグローバル最高投資責任者 (CIO)、アレクサンダー・フリードマン氏は、欧州当局者はキプロ スの危機収拾に向けた合意の実現に腐心しているものの、世界経済に対 する自身の信頼感は変わっていないと指摘した。

フリードマン氏は21日、クライアントアドバイザーを対象に毎月配 布する書簡で「欧州はなお懸念材料だが、米国が主導する形で世界経済 は全体としては回復基調にある」と指摘。「現在の市場の力学は三輪車 の様相で、米国が前輪となって市場をけん引し、中国とユーロ圏が両側 からそれを不安定に支えている」と説明した。

キプロスが10万ユーロ(約1230万円)未満の預金を含む全ての銀行 預金に課税する案については、市場の動揺を招き、「ユーロ圏全体の預 金保険スキームの精神を損なう」前例を作ったとした。ただ、影響が他 のユーロ諸国に広がる「公算は小さい」と付け加えた。

フリードマン氏は「国内総生産(GDP)と比べて銀行セクターの 規模が大きいことや海外勢の預金が高い比率を占めるなどキプロスには かなり特殊な要素があり、他のユーロ圏諸国に直ちに関係してくる可能 性は低いと確信している」とした。その上で「ただ、ユーロ圏には依然 として構造問題が存在することを思い起こさせる厄介な事例だ」と指摘 した。

原題:UBS’s Friedman Says Europe Is Concern as Global Economy Recovers(抜粋)

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