【個別銘柄】輸出関連や鉄鋼安い、東洋エンジ急落、リブセンス大幅高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比2.2%安の4880円、フ ァナック(6954)が5.5%安の1万4510円、ブリヂストン(5108) が3.2%安の3150円。キプロスの救済をめぐる不透明感からリスク回避 の円買いが強まり、きょうの円相場では一時1ドル=94円55銭、1ユー ロ=121円89銭と、ともに前日の東京株式市場終了時に比べ1円以上円 高に振れており、収益改善期待が後退した。

鉄鋼:JFEホールディングス(5411)が3.6%安の1837円、新日 鉄住金(5401)が2.8%安の243円、神戸製鋼所(5406)が2.6%安の113 円。豪英BHPビリトンと日本の鉄鋼大手が21日までに、2013年4-6 月期に調達する豪州産原料炭の価格について、1-3月期比4%高で合 意した、と22日付の日本経済新聞朝刊が報じた。値上げは3四半期ぶり で、収益圧迫の要因につながるという。

コマツ(6301):1.3%高の2298円。野村証券は22日付の投資家向 けメモで、中国の上海で開催された説明会でコマツが3月の販売台数に ついて前年同月比10%近くの増加と予想したうえ、4-6月期は明確に 前年同期比プラスになると見込んでいると指摘。これを受け同証では生 産計画が上積みされているようだ、との見方を示した。

四国電力(9507):2.4%高の1219円。19日に承認された原子力規 制委員会の基本方針に関して、SMBC日興証券は21日付のリポート で、原子力発電所に対する安全規制の方針が従来よりも現実的な内容に まとまる印象が強くなったと指摘。電力セクターにとってポジティブ で、PWR(加圧水型)を採用している四国電など4社の原発が早期に 再稼働する現実性が高まった、とした。

東洋エンジニアリング(6330):8.4%安の417円。13年3月期の連 結営業利益予想を従来の75億円から33億円に減額する、ときょう午前の 取引終了後に発表した。前期比では40%の増益予想が一転、38%の減益 になる見通し。新規案件の受注時期の遅れや一部案件の進ちょく率の低 下で売上高の下振れを見込むほか、一部海外案件の工事収益の悪化も利 益を押し下げる。

オムロン(6645):主要取引所の大証で2.5%安の2390円。バーク レイズ証券は21日付のリポートで、2月単月の売上高が前年同期比1桁 半ば程度の増加だったもようで、やや弱かったと指摘。旧正月があった 中国の特殊要因を除いても、引き続きIAB(制御機器)とEMC(電 子部品)が弱含みで推移しており、今年度は3月の着地次第で、会社計 画をやや下振れる可能性がある、との見方を示した。

極東証券(8706):9.1%高の1723円。未定としていた13年3月期 の期末配当予想について、1株当たり70円を見込む、ときょう午前の取 引終了後に発表。年間配当は80円で前期実績(40円)の2倍となる。

アイシン精機(7259):4.8%安の3370円。メリルリンチ日本証券 は、21日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下 げた。アイシン・エィ・ダブリュの収益回復の遅れで14年3月期の連結営 業利益は1680億円と、コンセンサス予想(1761億円)を下回ると予想。 割安感の消滅や先行投資期入りに伴う中期成長期待の減衰も勘案した。

楽天(4755):1.3%高の990円。CLSAアジアパシフィック・マ ーケッツは21日付のリポートで、IFRS(国際財務報告基準)への年 内移行や最近の業績を勘案し、13年12月期EPS(1株当たり純利益) 予想を従来比5%増の44円75銭に、14年12月期を同2%増の49円26銭に それぞれ増額。目標株価を1000円から1085円に引き上げ、投資判断「ア ウトパフォーム」継続した。

オンワードホールディングス(8016):4.8%高の813円。ゴールド マン・サックス証券は、21日付で目標株価を680円から870円に、投資判 断を「中立」から「買い」に引き上げた。百貨店アパレルの最大手でシ ェアを拡大しており、百貨店売り上げ増加のメリットが今後顕在化する と予想。収益浮揚に自信が出れば、株主還元強化も期待できるとの見方 を示した。

カカクコム(2371):3.2%高の4565円。グルメサイト「食べロ グ」の14年3月期の売上高が今期見込み比5割増の60億円強になりそ う、と22日付の日経新聞朝刊が報じた。飲食店からの課金収入が拡大し ているほか、個人の有料会員も増えているという。

リブセンス(6054):8.2%高の4430円。求人数の伸びを受けてサ イトのユーザーが拡大する中、利用料の値上げを検討している、と村上 太一社長がブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにし た。また、同社長は今後の展望として、求人関連が売り上げの80%強を 占める現状から多角化を進めたいと述べた。

日本配合飼料(2056):6.5%安の129円。13年3月期の連結純利益 見通しを従来の7億円から1億円に減額する、と21日に発表した。前期 は11億9700万円だった。穀物原料の高値推移や急激な円安による製品コ スト上昇など響く。また、1株当たり期末配当予想を3円から2円に引 き下げた。

ブロードリーフ(3673):東京証券取引所1部に新規株式公開 (IPO)し、公開価格比11%高の1200円で初値を付けた。終値は1480 円。車検や部品交換など自動車アフターマーケット向けの業務アプリケ ーションや、セキュリティなどの企業情報インフラを支えるパッケージ ソフトウエアを開発。13年12月期の単体業績見通しは、売上高が前期 比14%増の179億円、営業利益は同91%増の40億4200万円。

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