米運輸安全委:ボーイング幹部の15日記者会見の発言批判

米運輸安全委員会(NTSB)当局 者は、米ボーイング幹部が運航停止を命じられている同社の「787」( ドリームライナー)の運航再開計画に関して記者会見で行ったコメント を批判している。

NTSBの法律顧問を務めるデービッド・トーチェン氏は21日付の 書簡で、15日に東京都内で行った会見で担当者が発言する内容について ボーイングが事前に通告しなかったと反発。事故調査に関与した企業と 「われわれの見通しに食い違いがある」と指摘した。

書簡はボーイングにとって重大な調査での緊張関係を示している。

NTSBのケリー・ナンテル報道官は声明で、「当局が現在進めて いる調査に関して、ボーイング幹部が15日の会見で独自の分析と結論を 示したことを最も懸念している」と説明した。

ボーイング幹部は会見で、バッテリーシステムのデザイン改良によ って、数週間以内に787の商業運航を再開できる可能性があるとの見通 しを示していた。安全性が確認できれば、米連邦航空局(FAA)が運 航再開を承認する。NTSBは事故調査を担当しているが、運航に関す る権限はない。

787のチーフプロジェクトエンジニア、マイク・シネット氏は記者 会見で、1月7日にボストン空港に駐機中の日本航空機で起きたリチウ ムイオン電池の発火事故に関するNTSBの予備調査は、バッテリーケ ース内部で炎が出ていなかったことを示唆していたと語った。

この発言について16日に質問を受けたNTSBのピーター・ヌーソ ン報道官は、バッテリーケース内部で出火した可能性を調査担当者は排 除していなかったと反論した。

原題:Boeing Faulted by 787 Investigators for Comments on Battery Fix(抜粋)

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