イタリア債は3日続伸、キプロス問題の解決に期待-独債下落

22日の欧州債市場ではイタリアとス ペインの国債が上昇。キプロスが救済合意に近づいているとの兆候を背 景に、連続3日で買いが入った。

イタリア国債は週間ベースでも上昇。キプロスの与党・民主運動党 (DISY)のネオフィトゥ副党首は、数時間以内に議会で合意が成立 するとの見通しを示した。今週初めには、救済の条件である銀行預金課 税法案をキプロスが模索する中で欧州債務危機が再燃するとの懸念か ら、周辺国債は下げていた。ドイツ10年債は下落し、同利回りは11週間 ぶり低水準から上昇した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、マイケル・ライスター氏(ロ ンドン在勤)は「キプロス問題の急速な表面化で月曜と火曜に下げた が、市場は買いの好機と受け止めた」とし、「現状でこうした動きが一 本調子で続くとは思われないが、週末にキプロスが合意すれば、スペイ ンとイタリア国債が一段高となる余地が出てくる」と語った。

ロンドン時間午後4時59分現在、イタリア10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.52%。前週末比で は8bp下げた。同国債(表面利率5.5%、2022年11月償還)債は0.565 上げ107.985。同年限のスペイン国債利回りは3bp下げ4.85%。前日 までの2営業日で16bp下げていた。

欧州連合(EU)が100億ユーロ(約1兆2270億円)の救済融資の 条件とした銀行預金課税の法案をキプロス議会が否決した後、同国政府 は手詰まり状態を打破するための方策を模索している。欧州中央銀行 (ECB)はキプロスが国内銀行の支払い能力を確実にする計画を25日 までに整えなければ、同国銀行への緊急流動性の供与を打ち切ると通告 した。

ドイツ10年債利回りは1bp上昇の1.38%。一時は1.34%と、1月 2日以来の低水準を付けた。

英国債相場は今週上昇し、2週続伸となった。10年債利回りは前週 末比9bp低下の1.85%。前日比ではほぼ変わらず。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は99.14。

原題:Italian Bonds Gain Amid Optimism Cyprus Will Reach Bailout Deal(抜粋) Pound Falls Versus Euro on Bets Cyprus Contagion to Be Contained (抜粋)

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