香港の住宅価格、20%下落の公算-住宅ローン金利引き上げで

香港当局はここ3年にわたり住宅価 格の抑制に手こずってきたが、域内の大手銀行がローン金利引き上げに 動いたことでようやくその目標が達成できそうだ。

ドイツ銀行によると、HSBCホールディングスやスタンダードチ ャータードなどの金融機関がリスク規制の強化に対応するため住宅ロー ン金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%bp)引き上げた ことを受け、香港の住宅価格は今後2年間で20%程度下落する可能性が ある。

米ドル・ペッグ(連動)制を採用する香港では金利が過去最低水準 付近にとどまっており、2009年初めからの住宅価格の110%余りの上昇 につながっている。低い住宅ローン金利と本土に住む中国人の不動産購 入意欲により、香港当局の再三にわたる価格抑制努力は成果を挙げてこ なかった。

ミッドランド・ホールディングスの劉嘉輝(バグル・ラウ)チーフ アナリストは「この山のような措置に金利上昇が加われば、市場にとっ て厳しいことなる」と語り、香港の不動産業者の支店の3分の1程度が 店を閉じることになると予想した。

原題:Hong Kong Home Prices Seen Plunging 20% on Rate Rise: Mortgages(抜粋)

--取材協力:Oshrat Carmiel.

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