香港株(終了):下落、キプロス不安で-エスプリなど安い

香港株式相場は下落。経済指標で中 国製造業活動の拡大ペースが加速していることが示されたものの、キプ ロスの金融不安が欧州債務危機を再燃させるとの懸念が広がった。

キプロスのアナスタシアディス大統領が新たな救済策を探る中、欧 州への依存度が高い衣料小売りのエスプリ・ホールディングス(330 HK)は2.2%下落した。欧州に港湾を所有するハチソン・ワンポア(13 HK)も下げた。

中国最大のインターネット企業、テンセント・ホールディングス (騰訊、700 HK)は4%安。米ゴールドマン・サックス・グループと JPモルガン・チェースのアナリストが、それぞれテンセントの株価目 標を引き下げた。中国政府系の香港複合企業、華潤創業(チャイナ・リ ソーシズ・エンタープライズ、291 HK)も値下がりした。

宝飾品販売としては時価総額で世界最大の周大福珠宝集団(1929 HK)は1.9%上昇。英銀バークレイズが売り上げが改善するとの見通し を示した。

ハンセン指数は前日比30.56ポイント(0.1%)安の22225.88で終 了。一時は0.7%上昇する場面もあった。ハンセン中国企業株(H株) 指数は0.3%安の10944.35で引けた。一時は1.2%値上がりしていた。英 HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した3 月の中国製造業購買担当者指数(PMI)の拡大ペースがアナリスト予 想を上回ったことで、株式相場が上げる場面もあった。

敦沛証券(香港)のバイスプレジデント、ジャクソン・ウォン氏は 「中国のPMI指数が一時は相場を押し上げていたが、キプロス情勢が 引き続き地合いの重しとなっている」と指摘。「投資家は恐らくキプロ ス問題が解決されるのを待っているのだろう。相場は依然として値固め 局面にある」と述べた。

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