仏ビベンディはSFRの分離検討、事業売却果たせず-関係者

株主からの圧力により1年前に会社 分割の検討を開始した欧州最大の総合メディア通信企業、仏ビベンディ はその後、幾つかの事業の売却に方向転換したが果たせず、結局当初の 方針に近い事業の分離独立を目指しているもようだ。

事情に詳しい複数の関係者によると、ビベンディは最大部門である フランスの無線通信事業SFRの分離独立を検討している。音楽レーベ ルのユニバーサル・ミュージック・グループやビデオゲームメーカーの アクティビジョン・ブリザード、有料テレビ放送カナル・プラスを傘下 に収めるビベンディはSFRの分離を通じて、通信部門よりも成長が著 しいメディア部門に軸足を置く狙いだという。

ビベンディの取締役会は昨年、会社の2分割ではなく資産売却を進 める決定をし、その後アクティビジョンとブラジルのブロードバンド会 社GVTの売却を目指したが受け入れ可能な条件の提案は得られなかっ た。

ビベンディのジャンルネ・フルトゥ会長は4月30日に株主総会を開 く予定。

関係者の1人が匿名で明らかにしたところによると、SFRを分離 する議論は2月の取締役会以降活発となっている。SFRの2012年の売 上高は社全体の約40%だった。

関係者によれば、最終決定はまだ行われておらず、別の案に落ち着 く可能性もある。ビベンディの広報担当はコメントを控えた。

原題:Vivendi Goes Back to Square One Weighing French Mobile Spinoff(抜粋)

--取材協力:Serena Saitto、Jacqueline Simmons.

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