米オラクルの12~2月期:利益と売上高は予想下回る

米ソフトウエアメーカー、オラクル の2012年12月-13年2月(第3四半期)決算は、売上高と利益がアナリ ストの予想を下回った。ウェブベースのソフトウエアに切り換えつつあ る法人顧客のハードとソフトの購入減少が響いた。発表を受け、同社の 株価は時間外取引で下落した。

20日の発表資料によると、一部項目を除いた1株利益は65セント、 調整後売上高は89億7000万ドル(約8600億円)となった。ブルームバー グがまとめたデータによると、アナリストの予想平均は1株利益が66セ ント、売上高は93億7000万ドルだった。

顧客がウェブベースのクラウドに転換し、オラクルのサーバーやデ ータベース、関連ソフトへの依存度減少にラリー・エリソン最高経営責 任者(CEO)は苦しめられている。

米パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアナリスト、ブレ ンダン・バーニクル氏は法人顧客のクラウド移行によりオラクルのハー ド・ソフト販売は予想以上に落ち込んだと指摘。「あらゆる面で予想を 下回った。これは良くない」とした上で、「顧客はクラウドに移ってい るが、クラウドには多くの機能が統合されているため、ハードウエアや データベース、ミドルウエアは少なくて済む」と説明した。

時間外取引でオラクルの株価は一時8.5%安となった。通常取引終 値は前日比0.2%高の35.77ドル。年初来では7.3%上げている。

12-2月期の純利益は25億ドル(1株当たり52セント)となった。 前年同期は25億ドル(同49セント)だった。

3-5月期見通し

オラクルは今年3-5月(第4四半期)の一部項目を除いた1株利 益を85-91セントと予想した。アナリストの予想平均は88セント。サフ ラ・カッツ最高財務責任者(CFO)は電話会議で3-5月期の調整後 売上高見通しを108億-114億ドルとした。アナリスト予想は115億ド ル。

オラクルは財務報告や人事、顧客管理を支援するソフト「フュージ ョン」の新製品投入で売り上げ増を目指している。しかし米セールスフ ォース・ドット・コムやワークデーなどクラウドサービスを手掛ける競 合企業の攻勢もアプリケーション事業への打撃となっている。

米カウエンのアナリスト、ピーター・ゴールドマッカー氏は「イン ストール型では大手が依然として顧客をしっかりと押さえているが、四 半期ごとにその支配は徐々に弱まっている」と指摘した。

原題:Oracle Sales and Profit Miss Estimates on Hardware Shortfall (2)(抜粋)

--取材協力:Ian King.

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