【個別銘柄】ヤフーや日写印が上昇、アンリツも高い、不動産株は軟調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

ヤフー(4689):前営業日比4.1%高の4万4650円。発行済み株式 総数の1.2%に当たる68万6809株を29日に消却する、と19日に発表し た。それに伴い2013年3月期の期末配当予想を従来の382-387円のレン ジから385-390円に増額した。

日本写真印刷(7915):6%高の1861円。みずほ証券は19日付のリ ポートで、タッチパネル用フィルムセンサーが大手パソコンメーカーの タブレットに採用されたことや円安効果もあり14年3月期は業績が好転 すると予想。同期の連結営業利益予想を従来の20億円から100億円に増 額し、目標株価も950円から1900円に引き上げた。

不動産:三菱地所(8802)が2.7%安の2587円、三井不動産 (8801)が1.5%安の2605円、東急不動産(8815)が2.7%安の877円な ど。モルガン・スタンレーMUFG証券は19日付のリポートで、不動産 の業界投資判断を「アトラクティブ」から「インライン」に引き下げ た。ここからのキャップレート低下は限界で、賃料上昇には時間がかか りそうと予想。株価の割安感は乏しくなった、との見方を示した。

日本ゼオン(4205):3.5%高の1066円。ジェフリーズ証券は21日 付のリポートで、円安を支えに国内タイヤ生産は回復間近として、14年 3月期の連結営業利益予想を190億円から290億円に増額。目標株価 は600円から1100円に引き上げた。

三菱重工業(7011):1.5%高の539円。連結売上高を今後5-7年 で5兆円にし、火力発電事業の売上高は倍増の2兆円規模に増やす考え を宮永俊一次期社長がインタビューで示した、と21日付の読売新聞朝刊 が報道。また、14年3月までに広島製作所で米ボーイングの大型機「7 77」の機体を生産する新工場を建設する、と20日付の日本経済新聞朝 刊が報じた。

東レ(3402):6.4%高の651円。タイでの事業拡大に向けて20年ま でに170億バーツ(約560億円)を投資する計画を日覚昭広社長がバンコ クでの記者会見で発表した、と21日付の日経新聞朝刊が報じた。買収や 自動車用エアバッグなどの拡大と併せ、20年の同国事業の売上高を350 億バーツに倍増させるという。

関西電力(9503):5.5%高の800円。プルサーマルを導入した高浜 原子力発電所3号機向けのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX) 燃料がフランスから日本に輸送される、ときょう発表した。共同通信に よると、東京電力福島第一原発事故後、MOX燃料が輸送されるのは初 めて。関西電は、長期停止中の高浜3、4号機について、ことし7月の 再稼働を目指しているという。

アンリツ(6754)5.5%高の1547円。13年3月期の連結純利益予想 を従来の120億円から135億円に増額した。前期比では増益率が51%か ら69%に拡大する。為替差益の計上による金融収益の改善や、繰り延べ 税金資産精査に伴う税金費用の減少が見込まれるという。期末配当予想 についても従来の9円50銭から12円50銭に増額。前期実績は10円だっ た。

ダイキン工業(6367):3.7%安の3925円。クレディ・スイス証券 は19日付のリポートで、14年3月期の同証予想PER(株価収益率) は19倍に達しており、米国のユナイテッド・テクノロジーズやレノック スなどを上回り、買われ過ぎの印象があると指摘。投資判断を「中立」 から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

塩野義製薬(4507):5.1%高の2044円。SMBC日興証券は19日 付のリポートで、同社開催の説明会を受けて、抗HIV薬「ドルテグラ ビル」など新薬開発が順調に進んでいることを確認できたと評価。ま た、最近のセクター平均PERの上昇を理由に、目標株価を1700円か ら1900円に引き上げた。野村証券も19日付で目標株価を2000円から2400 円に引き上げており、投資判断は「買い」を継続した。

OKI(6703):3%高の104円。保有する土地の一部売却に伴い 売却益約25億円を13年3月期の特別利益に計上する、と19日に発表し た。資産効率と財務体質の改善が目的としている。

スカイマーク(9204):4.6%高の368円。13年3月期の単独経常利 益は前期比約5割減の75億円前後と、同59%減としていた従来予想より は減益幅が縮小する、と20日付の日経新聞朝刊が報じた。割引賃金の最 低価格を全路線で1万円に引き下げたことで、集客が想定を上回ったと いう。

太平工業(1819):3.3%安の356円。13年3月期の連結営業利益見 通しを60億円から前期比51%減の45億円に下方修正する、と19日に発 表。顧客の設備投資マインドの低迷で受注環境が厳しく、売上高が想定 から7%ほど下振れるほか、競争激化に伴う利益率の悪化も響く。これ まで未定としていた期末配当も1株当たり8円に決定、前期の10円から の減配を見込んだ。

京都きもの友禅(7615):9%安の1096円。13年3月期の連結純利 益見通しを18億8700万円から4億4300万円に下方修正する、と19日に発 表した。前期比では13%増益計画が一転、74%減益になる見通し。振袖 販売で1月以降、来店者数が継続的に減少傾向にあり、受注高、出荷高 とも計画を下回るほか、店舗の減損処理に伴う特別損失の計上が響く。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE