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キプロス銀行緊急支援の是非、ECBは決定先送りの公算

欧州中央銀行(ECB)はキプロス の銀行への緊急流動性供給を継続する是非について、決定を見合わせる 公算が大きいと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。キプロス救 済について状況が明瞭になるのを待つ見込みだという。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、ECBはキプロスの 銀行の休業が今週末まで延長されるとみている。また月曜25日はキプロ スの祝日のため、キプロス中銀を通した同国銀行への緊急流動性支援( ELA)を延長、あるいは停止すべきかについて、ECBは20、21両日 の政策委員会で決定する必要がないという。

これによって、キプロス政府とユーロ圏財務相らはキプロス銀行セ クターの崩壊を防ぐ措置を取りまとめる時間的余裕を得る。政治的な決 定を待たずに銀行崩壊を引き起こすことはECBの意向ではないと、関 係者らが述べた。

キプロス国債は昨年6月にECBオペの担保として不適格になって おり、同国の銀行は自国中銀によるELAに頼ってきた。ELAは ECBの許可が必要だが、ECBは今年1月に2カ月の延長を認めてい たため、3月半ばの政策委で次の決定がなされる予定だったと関係者の 1人が明らかにした。

キプロス議会は19日に、銀行預金への課税によって58億ユーロ (約7200億円)を調達する案を否決し、救済が宙に浮いた状態になって いる。

ECBは政治の展開を見届ける考えを示しているものの、合意がま とまらない場合、キプロスの銀行が中銀の資金に依存し続けることはで きない点を明瞭にしている。アスムセン理事はドイツ紙ツァイトとのイ ンタビューで、ECBは「支払い能力のある銀行にのみ、緊急流動性を 供給できる」とした上で、「銀行セクターの早急な資本増強を確実にす る救済パッケージが早期に合意されない限り、キプロスの銀行の支払い 能力は自明とは言えない」と述べている。

原題:ECB Said Likely to Delay Vote on Emergency Cyprus Bank Lending(抜粋)

--取材協力:Stefan Riecher.

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