英中銀議事録:資産購入枠6対3で維持-ポンドへの影響を懸念

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月6、7日の金融政策委員会(MPC)で、資産購入枠を3750億ポン ド(約54兆円)で維持することを6対3で決めた。キング総裁は前月に 続き購入枠拡大を主張したが、大半のメンバーは量的緩和拡大で中銀の 信頼性が損われ、ポンドが一段安となるリスクを警戒した。

20日公表の議事録によると、キング総裁のほか、マイルズ委員とフ ィッシャー委員も資産購入枠の250億ポンド拡大を主張した。

政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことについては、MPCメ ンバー9人全員が支持した。

議事録によれば、大半のMPCメンバーはインフレ率が中銀目標の 2%を上回っており、追加刺激策で「インフレ期待が上方向に傾斜して いく」リスクがあると指摘。さらに「中期的に低インフレを維持する決 意に欠けると誤解された場合、ポンドの不当な下落を招く可能性があ る」との認識も示した。

ポンドは今年に入ってから主要16通貨中14通貨に対して下落。対ド ルでは7.2%、ユーロに対しては5.3%それぞれ下げている。2月のイン フレ率は2.8%と、1月の2.7%を上回り、9カ月ぶり高水準に達した。 3年3カ月連続で中銀目標を上回っている。

原題:King Defeated in 6-3 Vote as BOE Raises Concerns on Pound (1)(抜粋) Bank of England Bank Rate Decision History: Summary (Table) (抜 粋)

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