三菱電の山西社長:新興国でFA買収を検討-海外比率向上で

三菱電機は主力のファクトリーオー トメーション(FA)事業を海外で伸ばすため、新興国でのM&A(企 業の合併・買収)を検討している。山西健一郎社長が19日、記者団に明 らかにした。

山西社長によるとM&Aを検討している地域はブラジル、ロシア、 インド、中国の4大新興国(BRICs)に加え、トルコ、インドネシ ア、タイ、メキシコなど。買収も活用して来期(2014年3月期)以降の 「早い時期に海外売上高比率40%実現を目指したい」と語った。前期の 同比率は34%だった。

三菱電は昨年12月、アジア地域の景気減速や中国での日系自動車関 連企業の生産減などを理由に今期業績予想を大幅下方修正した。この結 果、現行予想は売上高が前期比3.3%減の3兆5200億円、営業利益は 同34%減の1500億円となっている。

山西社長は、最近の円安は収益に「プラスに働いているが、今期の 業績予想を変更するほどではない」と説明。ドル相場が対円で1円変動 するごとに同社の年間売上高に与える影響は50億円で、ユーロでは20億 円だと述べた。また、海外強化を通じて来期の売上高4兆円の目標を掲 げてきたものの、実現は15年3月期にずれ込む可能性があると語った。

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