欧州株(午前):3日続落、キプロスの預金課税案の採決控え

19日の欧州株式相場は3営業日続 落。キプロス議会が救済確保に必要な58億ユーロ規模の銀行預金課税法 案を可決しない可能性があると、アナスタシアディス大統領の発言が伝 わったことが背景。

ギリシャ・ナショナル銀行が大きく下げるなど、銀行銘柄で構成さ れる指数は年初来安値を付けた。英・豪系鉱山会社リオ・ティント は2011年以降で最もきつい下げ。ゴールドマン・サックス・グループが 投資判断を引き下げた。ドイツの製鉄会社、ティッセンクルップは1年 ぶり大幅安。増資を検討しているとのリポートが売り材料。スイスの高 級品メーカー、フィナンシエール・リシュモンはほぼ2カ月ぶりの大幅 下落。ある投資家が約700万株売却したことが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.4%安の295.55で引けた。4年半 ぶり高値を先週付けて以降、1%下落している。前日は一時、1.2%安 となる場面もあった。

クレディ・スイス・プライベート・バンキング(ロンドン)のポー トフォリオ戦略責任者、マイケル・オサリバン氏はブルームバーグテレ ビジョンに対し、「キプロスは欧州当局がどのように機能しているかを 明らかにし始めた」とし、「欧州全体で銀行業界を改革するための柱の 1つは預金者保護だったが、今となっては残念ながら議題から外され た。その他の周辺国では銀行の債務借り換えが増えるだろう」と語っ た。

16日発表された銀行預金課税の法案について、キプロス議会で議論 が始まった。

この日の西欧市場ではアイルランドとデンマークを除く16カ国で主 要株価指数が下落した。

原題:European Stocks Fall Amid Concern Cyprus Will Reject Bank Levy (抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、Adria Cimino.

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