稲盛日航名誉会長が取締役を3月末に退任-81歳、再建はこれが最後

経営破たんした日本航空の再建に 尽力した稲盛和夫名誉会長(81)が3月31日付で取締役を退任する。日 航が発表した。4月1日以降も名誉会長にはとどまる。

稲盛氏は同日の会見で、株主総会前の退任について「私が希望し た」と述べ、「今後も時間の許す限り経営陣にアドバイスはするつもり だ」と語った。ただ今後は一つの会社経営に携わることはせず、稲盛財 団の活動や無償奉仕、稲盛塾を通じた経営支援に専念するという。「頼 まれても企業再建を今後引き受けることはない」とも述べた。

稲盛氏は、当時の政権与党の民主党の要請を受け、2010年2月に日 航会長に就任。部門採算制を重視したアメーバ経営を導入し、自らの経 営哲学を広くグループに浸透させて意識改革を促した。日航は2012年3 月期に過去最高の営業利益を計上、昨年9月には再上場に漕ぎ着けた。

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