今日の国内市況(3月19日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株急反発、欧州警戒和らぎ輸出、金融中心幅広く上げ

東京株式相場は急反発。キプロス問題を受けた前日の海外金融市 場、為替の混乱が限定的だったことで、欧州債務問題への警戒感が和ら いだ。電機など輸出関連や銀行など金融株中心に東証1部33業種中、32 業種が高い。市況改善期待の海運株は業種別上昇率のトップ。

TOPIXの終値は前日比17.55ポイント(1.7%)高の1045.89、 日経平均株価は247円60銭(2%)高の1万2468円23銭。

みずほ投信投資顧問の岡本佳久執行役員企業調査部長は、「高値圏 だけに、きのうは為替変動を受けて慌てて利益確定売りが出ていたが、 為替が落ち着いたことから再度買いが入っている」と指摘。ただ、「実 態ではなく、期待で買っているため、ボラティリティ(変動性)が出や

●債券反落、キプロス懸念後退や10年ぶり水準を警戒-先物一時上昇も

債券相場は反落。キプロスの支援策をめぐる過度な欧州懸念が後退 したほか、長期金利が約10年ぶり低水準に達したことから高値警戒感も くすぶり、売りが優勢となった。

東京先物市場で中心限月の6月物は4営業日ぶりに反落。前日比9 銭安の145円36銭で始まり、直後に145円35銭まで下落した。その後は、 水準を切り上げ、午後に入ると、一時3銭高の145円48銭に上昇。8日 に記録した史上最高値まであと2銭に迫った。引けにかけては、再び下 げに転じて、結局は5銭安の145円40銭で終了した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の328回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)高い0.59%で始まり、午前は0.595%で 推移した。午後に入ると0.585%に下げ、前日に続いて5日に記録し た2003年6月以来の低水準に並んだ。その後は水準を切り上げ、2時半 すぎからは0.595%で推移している。5年物の109回債利回りは1bp高 い0.12%に上昇後、0.115%で推移している。

●ユーロは3カ月ぶり安値圏、キプロス動向にらみ-ドル・円は95円台

東京外国為替市場では、ユーロが対ドルで前日に続き、約3カ月ぶ り安値圏で推移した。キプロスの銀行預金課税問題をめぐり、議会の採 決が延期されるなど依然として不透明感が強く、ユーロは上値の重い展 開だった。

午後3時1分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.2936ドル前 後。前日には一時1.2882ドルと昨年12月10日以来の安値までユーロが急 落した。この日は1.29ドル台で上下に振れる展開に終始した。

みずほコーポレート銀行国際為替部の加藤倫義参事役は、「キプロ ス問題はひとまず大事に至らずに済んだ。まだ本当に大丈夫か不安は残 るが、少なくとも東京時間は安堵感が広がり、株価が上昇したことで、 クロス・円の円売りにつながった」と指摘。もっとも、「ユーロは円以 外の通貨に対しては昨夜から弱含んでおり、注視する必要がある。キプ ロスが特殊事情を抱える国であることは認識されているが、周辺国に波 及するかが焦点だ」と言う。

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