中国国家主席、米国との前向きな関係を強調-ルー長官と会談

中国の習近平国家主席は19日、就任 後初の外国からの賓客となるルー米財務長官との会談で、米国との前向 きな関係を強調した。世界1、2位の経済大国である両国は為替相場水 準やスパイ疑惑をめぐり対立している。

就任6日目の習主席(59)はルー長官と北京の人民大会堂で会談し た。習主席は米中経済には「継ぎ目のない関連」があると述べ、両国関 係は「極めて重要」だと語った。2月28日就任後初の外遊となるルー長 官は、世界の力強い成長に向け米中は「特別な責任」を担っていると話 した。

ルー長官(57)の2日間に及ぶ中国側との協議での議題は、2国間 貿易に加え、人民元が過小評価され、中国がコンピューターハッキング に関与しているとの米国の主張など多岐にわたる可能性がある。同長官 と20日に会談する李克強首相(57)は、中国はハッキングに反対してお り、被害国だと主張した。

米当局者が匿名を条件に述べたところによれば、ルー長官は習主席 との45分間の会談で為替相場と知的財産、サイバーセキュリティー、北 朝鮮問題を取り上げた。ユーロ圏各国の財務相が救済の条件として預金 に課税することを決めたキプロスを含む世界経済についても話し合った という。

米財務省で中国問題の上級コーディネーターを務めたデービッド・ ロービンガー氏は、「ルー長官が初の外遊先に中国を選び、中国の新た な経済運営チームにとって初の外国からの賓客が同長官であるという事 実は、両国が互いの経済にとっていかに重要かを浮き彫りにしている」 と指摘した。

--取材協力:Kevin Hamlin、Zheng Lifei.

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