シロアリ対策のアサンテ、初値は公開比11%高に-東証2部

木造住宅に対するシロアリ対策施工 などを行うアサンテがきょう、東京証券取引所2部に新規株式公開 (IPO)し、買い気配で始まった後、公開価格(930円)に比べ11% 高の1034円で初値を付けた。

アサンテは1973年に設立され、東京・新宿区に本社を置く。木造家 屋をシロアリ被害や腐朽などから守るシロアリ防除・床下等換気システ ム施工などのハウスメンテナンスを行う。そのほか、太陽光発電システ ムを取り付けるリフォーム工事や、オフィスビルなど法人物件を対象と した害虫駆除などのトータルサニテーション事業も展開。主幹事は三菱 UFJモルガン・スタンレー証券が務めている。

2013年3月期の単体業績見通しは、売上高が前期比6.1%増の119億 円、営業利益は同6.1%増の20億4700万円。1株当たり純利益は108円87 銭で、公開価格から算出した予想PERは8.5倍。

SBI証券投資調査部の後藤多賀男マーケットアナリストは、「事 業内容に安定感はあるが、ネット関連の企業などと比べると収益の成長 性に対する期待感がそれほど高くない」と指摘。また、欧州懸念の再燃 などから国内株式市場のトレンドが変わるリスクを警戒し、「個人投資 家もやや神経質になっているようだ」と見ていた。

同社は上場に際し、公募で100万株の新株を発行、オーバーアロッ トメントを含む売り出しは199万株。調達資金は教育施設の総合研修セ ンターの老朽化に伴い、新たな施設建設の費用に充当予定。

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