米賃貸ブームの終焉示唆か-住宅販売回復で家賃の上昇が減速

米国では一戸建て住宅の家賃の値上 がり率が販売価格の上昇ぺースを下回っている。米投資会社ブラックス トーン・グループといった企業は市場に賃貸住宅を相当数供給してお り、急成長する賃貸市場に期待を寄せる投資家にとってはリスクが高ま っている。

不動産情報を提供する米トルゥーリアによると、フェニックスの家 賃は2月に前年比で1.3%上昇したが、売却希望価格は同25%急伸し た。アトランタでは家賃の値上がり率が0.5%なのに対し、売却希望価 格は14%上昇した。ラスベガスでは売却希望価格は18%上昇したが、家 賃は1.7%低下した。

プライベートエクイティ(未公開株、PE)投資会社などが差し押 さえ物件を買い上げ、市場の住宅在庫を抑制、不動産価格の回復に貢献 しているが、同時に市場には賃貸物件が溢れている。トゥルーリアによ ると、米国全体の家賃はアパートが2月に前年比で3.9%上昇したが、 一戸建て住宅は0.9%上昇にとどまった。

トゥルーリアのチーフエコノミスト、ジェド・コルド氏はブルーム バーグ・ニュースとの電話インタビューで、「貸し出すために住宅を購 入している投資家もいる。それが賃貸市場の大幅な供給増となってお り、家賃上昇を抑制している」と述べ、「つまり投資家の一部は賃貸住 宅の売却を考え始めることを意味する」と続けた。

原題:House Price Gains Signal U.S. Rental Bonanza Ending: Mortgages(抜粋)

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