NZドルは15%過大評価されている、介入に効果はない-IMF

国際通貨基金(IMF)はニュージ ーランド(NZ)の為替レートは約15%過大評価されており、世界の投 資家の需要の高まりに対抗して介入により為替相場の下落を図っても、 効果はないだろうとの見解を示した。

IMFのNZ担当ミッションチーフ、ブライアン・エイトケン氏は ウェリントンでの記者会見で、「為替レート高の大きなけん引要因は、 ニュージーランドが世界の状況と比べて比較的良い状況にあるというこ とや、資金を投入するのに安全な場所であるということだ」と指摘し た。

エイトケン氏は、世界中で金融緩和の状態が続く限り、NZドルは 高止まりする公算が大きいと述べた。米国や日本、英国などが政策金利 をゼロ近辺に維持し、景気浮揚のため量的緩和を実施していることを背 景に、NZドルは、オーストラリアやカナダ、スウェーデンなどの通貨 とともに上昇していると指摘した。

エイトケン氏は、NZドルが国の規模と比較すると最も広く取引さ れている通貨の一つであるため、介入によりNZドルの下落を目指すこ とは代償が高くつくだけではなく、ほとんど効果がないだろうと指摘し た。また、金融政策の確かな枠組みに対し、長期的な損害を及ぼす恐れ があると述べた。

エイトケン氏は、「介入により様々な歪みを引き起こすことなく相 場を動かす能力には、恐らく大きな限界がある」と指摘。「最終的には ニュージーランドの納税者が非常に高い代償を払うことになるだろう」 と述べた。

原題:Kiwi Over-Valued by 15% as Global Investors Park Money, IMF Says(抜粋)

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