中国:筆頭副首相は石油業界出身の張氏-新閣僚の顔ぶれ

中国の全国人民代表大会(全人代、 国会に相当)は15日、新たな首相に李克強氏を選出し、16日に副首相や 閣僚を指名した。中国の新閣僚の顔ぶれは以下の通り。

副首相:

張高麗(66):筆頭副首相。共産党政治局常務委員。1970年代に石 油業界でキャリアをスタート。97年に広東省深圳市の共産党委員会書記 に就任。その後、2002年に山東省党委書記に任命され、07年に天津市党 委書記に就任した。天津市での在職中はニューヨーク・マンハッタンを モデルとした金融街建設のためのインフラ支出が増大し、市内の国有建 設会社の負債は国内有数の規模に膨らんだ。

劉延東(67):党政治局員(25人)にいる2人の女性のうちの1 人。共産主義青年団(共青団)出身。地方自治体の首長を務めた経験は ない。02年に中央統一戦線工作部部長に就任、08年に文化やメディアな どを担当する国務委員に選出された。

汪洋(58):中国で経済規模が最も大きい広東省の党委書記を昨年 まで務め、製造業の高付加価値化を目指した成長モデルを推進して頭角 を現した。共青団出身。05年に重慶市の市党委書記、07年に党政治局員 に就任。

馬凱(66):03年に国家発展改革委員会(発改委)の主任に就 任。08年に国務委員に任命され、中国経済のかじ取りを任された幹部の 1人。上海生まれで、中国人民大学(北京)で政治経済学を学ぶ。

閣僚および主要ポスト:

楊潔篪(62):国務委員。08年から外相を務めた楊氏は年次の米中 戦略協議でケリー米国務長官の直接の交渉相手となる。1970年代にロン ドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で学ぶ。ブッシュ米大 統領(第43代)の1期目に駐米大使を務めた。

王毅(59):新しい外相。王氏はキャリア外交官で、04-07年に駐 日大使を務めた。日本語が堪能。北朝鮮核問題を話し合う6カ国協議で は中国の代表。08年に国務院台湾事務弁公室の主任に就任した。

楼継偉(62):新財政相。07年から4820億ドル(約45兆4600億円) を運用する政府系ファンド(SWF)の中国投資(CIC)を率い た。1995-98年は中国南西部の貴州省の副省長。財政省に移った後、07 年まで財政次官。スモーカーである楼氏は、たばこ休憩の際に記者団に 話しかけることで知られる。

徐紹史(61):国家発展改革委員会の主任。経済政策を策定する組 織を取り仕切る。前職は国土資源相。

常万全(64):新国防相。国営新華社通信によると、常氏は07-12 年に人民解放軍の総装備部長を務める。米ブルッキングス研究所の中国 専門家、チェン・リ氏によると、胡錦濤前国家主席に近い。常氏は軍事 技術や宇宙開発計画に明るく、急ピッチでの軍の現代化の提唱者。

高虎城(61):新商務相。03年に商務次官に就任、中国の国際貿易 交渉の代表を務めた。習近平氏が昨年ワシントンを訪問した際に随行 し、260億ドル相当の米国製品購入を含む貿易促進策を発表した。

原題:Who’s Who in China’s New Government Leadership Lineup(抜 粋)

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