中南米とカリブ海の経済成長、向こう5年鈍化へ-米州開発銀

米州開発銀行(IDB)は中南米と カリブ海地域の経済成長が向こう5年間鈍化するとの見通しを明らかに した。商品相場の下落に加え、各国の財政赤字削減の取り組みが難航し ているためだ。

IDBは17日公表した報告書で、中南米とカリブ海地域の成長率 が2017年まで年率3.9%と、07年の世界的リセッション前の5年間に記 録した同4.8%に比べて低い伸びにとどまると予想。調査対象である同 地域の主要21カ国のうち、金融危機前よりも財政状態が健全なのはコロ ンビアとトリニダード・トバゴ、ベリーズの3カ国だけだという。

報告書は「財政悪化が現在の環境下の懸念要因だ」と指摘。また 「金融政策の余地が狭まり、成長見通しが引き続き低いため金融政策の 効力に限界がある」との見方を示した。

IDBは成長回復のため、各国がインフラ整備に投資し、国内の貯 蓄増加に取り組むべきだと提言している。

原題:Latin America Faces Slowing Growth as Commodities Fall, IDB Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE