雨宮大阪支店長が企画局担当理事に-黒田日銀の「異次元」政策支える

日本銀行は18日、雨宮正佳大阪支店 長を本店の企画局担当理事に起用する人事を発表した。同日付。雨宮氏 は総裁ら執行部を政策面から支える企画畑などを歩み、同支店長への異 動前も企画局担当理事のポストにあった。今後はデフレ脱却の実現へ安 倍晋三首相が求める「異次元」の金融政策実施に向けて、黒田東彦新総 裁を裏方としてサポートする。

雨宮氏は東京大学卒業後の1979年4月に日銀に入行。企画室や考査 局の参事役、政策委員会室審議役などを経て2006年4月に企画局長。10 年6月に6人いる理事の1人となり、12年5月から大阪支店長を務めて いた。10年10月に日銀が決めた包括緩和策の導入などに携わった。今回 の異動では、金融市場局と金融研究所の担当理事も兼ねる。大阪支店長 の後任には櫛田誠希名古屋支店長が就任した。

日銀が10年10月の金融政策決定会合で決定した包括緩和は、①政策 金利を0-0.1%に変更②物価の安定が展望できるまで実質ゼロ金利政策 を継続する③指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J -REIT)などの金融資産を買い入れる5兆円の基金創設-が柱。日 銀はその後も緩和策を追加的に打ち出したが、デフレ脱却には至らず、 円高にも長く歯止めは掛からなかった。

黒田氏は先に、衆参両院の議院運営委員会で所信聴取に臨み、これ までの日銀政策は2%の物価目標の達成に不十分とした上で、「デフレ 脱却に向けてやれることは何でもやるという姿勢を明確に打ち出してい きたい」と表明、大胆な金融緩和を進める意向を示した。

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