【個別銘柄】半導体装置が大幅安、シャープ下落、ダイエーストップ高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連:トヨタ自動車(7203)が前週末比3.4%安の4850円、ブ リヂストン(5108)が2.6%安の3250円、日立製作所(6501)が3.4%安 の542円。ユーロ圏財務相会合がキプロスの銀行預金への課税で合意し たことを受けて同国混乱への懸念が広がり、リスク回避の円買いからド ル・円は一時、1ドル=93円台まで円高が進んだ。

半導体製造装置関連:大日本スクリーン製造(7735)が7.5%安 の445円、東京エレクトロン(8035)が5.3%安の4275円。クレディ・ス イス証券は、新たに確認したファウンダリ設備投資減速を理由に、15日 付で両社の投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。た だ、半導体市況が改善局面にあるため、株価の大幅な調整は想定してい ない、としている。

東京製鉄(5423):5.8%高の474円。同社が15日発表した2013年3 月期の業績計画の下方修正について、SMBC日興証券は同日付のリポ ートで、最大の懸案事項だった減損処理を実施したことで、業績のさら なる悪化リスクは低下したと言えるとし、株式市場では短期的には悪材 料出尽くしとの評価になる可能性もある、との見方を示した。

JT(2914):2.4%安の3000円。2月の国内紙巻たばこの販売数 量は前年同月比3.2%減の86億本、売上収益は同3.8%減の473億円だっ た、と15日に発表した。

シャープ(6753):2.5%安の307円。12年12月に資本提携で合意し た通信用半導体で世界首位の米クアルコムからの2回目の第3者割当増 資の払い込みが当初予定より遅れる、ときょう午前に発表した。新型 「MEMS(メムス)ディスプレー」の量産化技術の確立という条件を 満たしていないためという。

ダイエー(8263):制限値幅いっぱいのストップ高となる80円 (34%)高の317円。イオンは丸紅に対して、ダイエー株約29%の買い 取りを打診し、筆頭株主になる方向で調整に入った、と17日付の読売新 聞朝刊が報じた。イオンは株式公開買い付け(TOB)でダイエーの過 半数の株式を握る子会社化も視野に入れている、という。

DOWAホールディングス(5714):1.8%高の729円。JPモルガ ン証券は18日付の投資家向けメモで、環境リサイクル事業の稼動率向上 や円安による製錬事業の収益拡大などから、今期会社計画に対する上振 れ余地は大きいと指摘。投資判断を「中立」から「オーバーウエート」 に、目標株価を550円から850円に引き上げた。

伊藤忠テクノソリューションズ(4739):2.7%高の4620円。企業 向け無線通信サービス事業に4月に参入する、と18日付の日本経済新聞 朝刊が報じた。5年間で10万回線以上を販売し、早期に年10億円の事業 に育てるという。

ジェイアイエヌ(3046):2.9%安の5000円。同社サイトに外部か ら不正アクセスがあり、1万2036件のクレジットカード情報が流出した 可能性がある、と15日に発表。流出したとみられるカード情報の不正利 用が7件確認されたことがわかったと17日に新たな情報も開示した。野 村証券は18日付の投資家向けメモで、同事態が短期的に株価を押し下げ る可能性がある、との見方を示した。

椿本チエイン(6371):3.8%安の453円。大和証券は15日付で投資 判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を550円から500 円に引き下げた。精機事業を中心に設備投資関連事業が低迷しているほ か、円安メリットが小さく、来期以降の期待成長率が低下している、と の見方を示した。

エニグモ(3665):制限値幅いっぱいのストップ高となる1500円 (19%)高の9410円。13年1月期の単独営業利益は前の期に比べ2.9倍 の5億9700万円だった。ソーシャル・ショッピング・サイト 「BUYMA(バイマ)」の会員数、出品数とも順調に拡大し、売上高 が7割近く伸びた。また、14年1月期は前期比38%増の8億2700万円を 見込む。

アクセル(6730):10%高の2228円。13年3月期の連結営業利益見 通しを25億円から前期比2.7倍の32億円に増額する、と15日に発表。主 力製品で、需要が堅調な遊技機器市場向けのグラフィックスLSIの販 売計画を従来の160万個から170万個に上方修正した。1株当たり40円 (株式公開10周年記念配の10円含む)を見込んでいた期末配当も70円に 上積みした。

ウォーターダイレクト(2588):公開価格比3倍の3600円で初値を 付け、終値は3025円。東京証券取引所マザーズ市場に前週末に新規株式 公開(IPO)し、初日は買い気配で終えていた。同社は、富士山麓で 地下からくみ上げた天然水を家庭やオフィス向けに宅配する事業を展 開。13年3月期の1株当たり純利益は95円2銭を見込む。

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