キプロス議会、銀行預金課税法案を採決へ-大統領は支持求める

キプロスのアナスタシアディス大統 領は18日、金融混乱やユーロ離脱を阻止するための100億ユーロ(約1 兆2200億円)の救済策の一環として同国の銀行預金に課税する計画を支 持するよう議員への説得を試みる。

首都ニコシアで午後4時(日本時間同午後11時)に法案審議が始ま る前に、アナスタシアディス大統領はユーロ圏で初の試みとなる銀行預 金課税を盛り込んだ救済策を受け入れた自身の判断を説明する。大統領 がキプロス国民の怒りをかわし議会の過半数支持の獲得に向けて奮闘す る中で、採決の日程は1日延期された。

大統領は17日のテレビ演説で、「私の決断が望んだ結果を得るには 議会の承認が必要だ」とした上で、「私が全面的に尊重する合意は国民 とキプロスの最善の利益によって導かれたものであることを議会政党に 訴える」と強調した。

こう着状態にあった救済協議の再開を掲げて2月24日に選出された アナスタシアディス大統領(66)は、預金者に負担を求める措置を受け 入れないとの自身の公約を撤回した。ユーロ圏財務相会合は3月15-16 日の協議でキプロスの銀行預金課税で合意した。

議会ではアナスタシアディス大統領率いる民主運動党(DISY) が20議席を占め、法案可決には少なくともさらに9議席の支持が必要。 共産系の労働人民進歩党(AKEL、議席数19)と社会民主運動党 (EDEK、同5)はともに法案に反対する姿勢を示している。

原題:Cyprus Parliament to Vote on Deposit Levy Demanded by Euro Area(抜粋)

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